おおきな木

  • 篠崎書林 (1976年6月1日発売)
4.16
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784784101481

みんなの感想まとめ

愛と自己犠牲の物語が描かれたこの作品は、木と男の子の深い絆を通じて、無条件の愛の喜びを伝えています。男の子が成長するにつれて木から多くを奪っていく様子は、時の流れとともに変化する人間関係を象徴しており...

感想・レビュー・書評

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  • りんごの木と男の子は仲良しだった。
    いつも男の子はりんごの木によじ登り、りんごの実を食べ、木はそれが嬉しかった。
    だけど、大きくなった男の子は木の所に来なくなり、久しぶりに来た時にはりんごを全部もぎ取り、何年か後に来た時には枝を全部振り払い、そしてまた何年か後に来た時には幹を切り倒した。
    そして、何もかも無くして歳をとった男が木のところに帰ってきた。
    仲良しだった「男の子」が喜ぶなら、
    「木はそれでうれしかった」という言葉が心温まる。
     この本、今は村上春樹訳しか出回ってないですが、私が小学生の時の教科書には、“ほんだきいちろう訳“が掲載されていました。
     申し訳ないですが、この本に関しては村上春樹訳は、私は受け入れられません。
     もう出会うのが難しいかもしれませんが、是非、ほんだきいちろう訳で読んで下さい。

    • Macomi55さん
      かりうささん
      コメントありがとうございます。
      木は誰のためにも全てを与えられたのではなく、あの“男の子“だけに全てを与えたかったのです。
      “...
      かりうささん
      コメントありがとうございます。
      木は誰のためにも全てを与えられたのではなく、あの“男の子“だけに全てを与えたかったのです。
      “母“のような愛だと思います。
      “母の愛“というと必ずしも愛情のある親子関係を築いてられる方ばかりではないので、普遍的な言い方ではないかもしれないですが。
      親子でなくとも、「この人のためなら全てを与えたい」と思える人(動物でも)に人生の中で出会えることは幸せなことであって、木はちっとも「犠牲」になんかなっていなかったと思います。
      2023/11/08
    • 小皿さん
      僕がこの作品に初めて出会ったのは英語で書かれた原作でした。と言っても、決して英語が得意なわけではないのですが、そんな僕でも読める平易な文章で...
      僕がこの作品に初めて出会ったのは英語で書かれた原作でした。と言っても、決して英語が得意なわけではないのですが、そんな僕でも読める平易な文章で書かれた今作は、深く心に残りました。
      Giving Treeの日本語訳は大きな木なのですが、学生の頃、その邦題の素晴らしさを感じつつも、もっと言葉に近い訳はできないかと、ない頭を捻りましたが、全然思いつきませんでした。
      実は日本語訳の作品を読んでいないので、今度ほんだきいちろう訳探して読んでみたいと思います。
      2024/03/27
    • Macomi55さん
      小皿さん
      初めまして。コメントand沢山の「いいね」ありがとうございます。
      原文!そういえば私は原文では読んでいません。原文のニュアンスをど...
      小皿さん
      初めまして。コメントand沢山の「いいね」ありがとうございます。
      原文!そういえば私は原文では読んでいません。原文のニュアンスをどちらがより良く伝えているかは読んでみないと分からないですね。
      翻訳家にも世界観があり、翻訳されることで別の作品になっていえるとも言えますね。私は、ほんだきいちろう訳の「大きな木」の世界が好きだから、原文を読む気にもならなかったのだと思います(他の作品でも原文を読もうとはしませんが)
      でも、Giving Treeを「おおきな木」としたのはほんだきいちろうさんでしょうし、そこは村上春樹氏も踏襲されたのだから、本田さんの訳は素晴らしかったと思います。
      2024/03/27
  • 何度目か数えられないほどの再読。
    読むたびに思い出すのは【フランダースの犬】の「おじいさんの口笛」という話だ。
    コンクールに出品する絵は、画用紙ではなくてパネルでなければならない。
    もちろん、貧しいおじいさんとネロに、パネルを買う余裕など無い。
    そこでおじいさんは、ネロに内緒で野菜売り(だったかな?)のアルバイトをして、なけなしのお金をはたいてパネルを買って帰るのだ。
    その道々、おじいさんはあまりにも嬉しくて口笛を吹く。
    ネロの喜ぶ顔を想像すると、楽しくて幸せで心が弾んでくるのだ。
    ネロが言う。「おじいさんが口笛を吹くなんて・・!?」
    何十年も前に見たアニメだが、いまだに忘れらない名場面だ。
    不幸で悲惨な話などではなく、家族の深い愛情の絆を描く、とても幸せなお話なのだ。

    この一冊もそうで、誰かをとことん愛する幸せを描いたもの。
    作者が思想家と聞くと何か作為的なものを嗅ぎ取ろうとしてしまうことも、ままあるかもしれない。
    でも、何度読んでもそれは感じない。
    ただ、白黒の線画ではなくて、もう少し凝って欲しかったなぁと、☆ひとつ減らす。
    それとも、文章に主体を置いているから、絵はこれでOKなのかな。

    木は、ともだちのために、葉を与え果実を与え枝を与え幹までも与えてしまう。
    自己犠牲などという表現は、他人が言えば良いのだ。
    木は、与えることにひたすら喜びを見出していたことが、とてもとても大切。
    だって、それを「愛」というのだものね。
    与えることで、自分の命も輝いていたのだ。

    自分を不幸と感じる人は、奪うことばかり考えている。
    地位だったり仕事だったり他人の夫や妻だったり(笑)お金だったり、時に命だったり、そうそう、図書館の「本」だったり!
    私は「持てる者」ではないけれど、優しい言葉と笑顔くらいだったらいつでも与えられる。
    何しろそれって、お金も労力もかからないし。
    今日も、これからもそうして生きようと、読むたびに思い返す一冊。
    村上春樹さん訳もあるが、こちらの方が断然良い。

  • 村上春樹が日本語訳を担当した絵本「おおきな木」のイラストが切手になった!|@DIME アットダイム
    https://dime.jp/genre/1375483/

    おおきな木 - Webcat Plus
    http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/book/1456146.html

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      風がそよぐ水辺にある、いつもと違う小さな図書館「水辺の図書館」オープン|フェニックス・シーガイア・リゾートのプレスリリース
      https:/...
      風がそよぐ水辺にある、いつもと違う小さな図書館「水辺の図書館」オープン|フェニックス・シーガイア・リゾートのプレスリリース
      https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000129.000017658.html
      2022/04/28
  • なんできみどりと、みどり2種類あるのかと思っていたら、翻訳家が違ったのですね。 
    深入りせずスルーしてました(*_*)

    本田錦一郎訳、
    の方を借りて読み比べをしてみることに。


    ★ きみどりの本は、村上春樹訳
    こちらを頂いたので、先に読みました。気になっていたのでとても嬉しかったのですが、少し物語りに入りづらさがあり初見ではいまひとつでした。。


    今回読み比べてみて、
    ですます調で書かれていたので、絵本にしては丁寧すぎて少し固い表現だから馴染みにくかったのかな、、?と感じました。
    ルビ付き漢字あり。

    一部抜粋
    「はっぱでかんむりをつくり 森の王さまになりました」


    ★ みどりいろは、本田錦一郎訳
    やわらかい語り口調で物語に入りやすく、絵本らしさがあってこちらの方が私には合いました◎
    字体もソフトで好み。
    すべてひらがな表記。

    一部抜粋
    「かんむりこしらえて もりのおうさまきどり」



    読むたびに感じる世界が変わってくるのだろうなと思いますが、まだ私は少年の方にいるな~と感じました。
    木のような親の存在に有り難さを感じながら、いつか自分も木のような無償の愛を与えられるような人になっていきたいな。



    それにしても、木よ愛あるけど与えすぎ!少年よ、くれるからとゆってもらいすぎ~!お礼してあげて。が素直な感想です。笑

  • 「おおきな木」シェル・シルヴァスタイン著・ほんだきんいちろう訳、篠崎書林、1976.11.20
    60p ¥1,162 C8798 (2026.03.24読了)(2026.03.20借入)(2004.09.01/重版)
    Eテレの「100分で名著」の「絵本スペシャル」の一冊として紹介されたので読んでみました。番組で使われた本は、村上春樹訳でしたので、残念ながらこの本ではないのですが、絵は同じです。
    原題は、「The Giving Tree」ですので「与える木」「与え続ける木」ということで、絵本の内容をよく表しています。どうして日本語の題が、「おおきな木」なのか不明です。
    主人公の男の子要望に応えて遊び相手になったり、リンゴの実を上げたり、木の枝を全部上げたり、太い幹を上げたり、根っ子だけ残りました。男の子の要望に応えて上げてしまうことが、リンゴの木にはとてもうれしいのです。
    そういう流れで書かれているのに、46頁、47頁(ページは降ってないのですが)に
     きは それで うれしかった・・・
     だけど それは ほんとかな。
    誰が一体、こんなところに割り込んできて、異議を唱えようとするのか。
    作者もアニメにするときに、「だけど それは ほんとかな。」の部分は、渇愛しているとのことです。
    アドラー心理学のアドラーさんも、ひとは変えられない、と言っていますので、自分が他人のためにやれることを精一杯やればいいのでしょうね。

    ☆関連図書(既読)
    「愛するということ」E.フロム著・懸田克躬訳、紀伊国屋書店、1959.01.26
    「愛するということ」エーリッヒ・フロム著・鈴木晶訳、紀伊国屋書店、1991.03.25
    「フロム『愛するということ』」鈴木晶著、NHK出版、2014.02.01
    「100万回生きたねこ」佐野洋子著、講談社、1977.10.20
    「ぼくのこえがきこえますか」田島征三著、童心社、2012.06.20
    (情報提供:絵本ナビ)
    昔、りんごの木があって、かわいいちびっこと仲良しでした。ちびっこは木と遊び、木が大好きで、だから木もとてもうれしかったのです。時は流れ、ちびっこだったぼうやは成長して大人になっていき、木に会いに来なくなります。ある日、大きくなったぼうやが木のところへやってきます。木は昔のように遊んでおいきと言いますが、ぼうやは言います。「かいものが してみたい。だから おかねが ほしいんだ。 おこづかいを くれるかい。」木は困りましたが、りんごの実をすべて与えます。大人になったぼうやは家を欲しがり、木はその枝を与えます。年老いたぼうやは船を欲しがり、木はついにその幹を与え、切り株になってしまいます・・・

  • 旧訳と新訳をまとめ読みしました。
    レビューは次に上げる「英語で読める『おおきな木』」に合わせて載せます。

  • 村上春樹さんの訳よりも本田錦一郎さんの訳の方が私は暖かくてすきかな。

  • 大人向けの絵本
    与えることで幸せになる
    母性愛を感じる
    素晴らしい内容だ

  • メモ:こちらのpodcastで「おおきな木(The Giving Tree)」は虐待的・搾取的な関係を描いており母性愛を描いてはいないという指摘がされていて興味深かったのでメモ。家にあってよく覚えている絵本。

    podcastで言っていたこと
    ・男の子は幸せとは何か分からないまま「もっと、もっと」と要求している
    ・木は断ることをせずに切り株になるまで(つまり何もかもなくなるまで)あげてしまっている
    →これは両者にとって本当に幸せの形なのか?きちんと断る能力を身につけよう!というのがpodcastの趣旨

    ・saying no is an expression of self respect. It's not about letting others down. It's about standing up for yourself.
    ・setting healthy boundaries is a very important part of giving. It assures you will always have something left to give. And so the tree was happy. Everyone was.

    ReThinking by Adam Grant, How to say no
    https://open.spotify.com/episode/5opaJ4IXA5F466GScwzh7r?si=5huEFQFsTqKmOpxtnNYsOw&context=spotify%3Aplaylist%3A37i9dQZF1FgnTBfUlzkeKt

  • 無償の愛の物語。
    一番初めに娘に読み聞かせしました。

  • これは大人の絵本です。
    もちろん、子供も見て楽しめるし何かを感じると思いますが、この本のいわんとしている事が分かるのはやはり大人だろうと思います。
    子供の頃に読んで、そして10年後、20年後、30年後に読んだら、その都度この本の印象は変わるのじゃないかな?と思いました。
    それに、読む時の心の状況によっても受け取り方が変わりそう。

    おおきな木は少年のことが大好き。
    少年もおおきな木が大好きで、毎日木のところにやって来て遊びます。
    でもその関係は少年が成長するごとに変わっていきます。

    読み終えて木や花って、なんて優しいんだろうと思いました。
    いつもこちらに何も求めずに、ただ与えてくれる。
    それをこちらはつい当たり前だと受けとめてしまう・・・。
    少年は最初、この木のところに来たとき、何も手にしていません。
    そして最後のページでも-。
    人生において、たくさんの物を手に入れたい時期もあるし、それを手離していく時期もある。
    そして最後には何ももたない状態にかえるんだな・・・とそんな事も思いました。
    とても静かで深い、いいお話です。

  • 愛というものを教えてくれた
    一生物の絵本。

    ほんだきいちろうさんの訳がすばらしい。

    可能なら
    村上春樹さん訳と
    比べてほしい。

    村上さんは
    村上さんの解釈で断定している感じ。

    ほんださんは
    読み手に解釈を委ねる感じ。
    木が少年に
    全てを許し、注ぎ
    たとえ何があっても少年の心に寄り添ったように。

  • 本書に登場するのは木と少年だけで、二人のやり取りは黒い輪郭線だけで描かれます。
    とてもシンプルなストーリーに、とてもシンプルなイラスト。そのシンプルさゆえに、木と少年に対するイメージは果てしなく広がります。そう、木は確かに幸せだったのです。少年が喜んでくれさえすれば、木はうれしかったのです。
    ただ、ここでもう一歩踏み込んで考えてみます。与えられた少年はどうだったのでしょう。木からその実、枝、幹と次々と与えてもらうことで少年は悩みを解決していきますが、やがて年老いた彼から伺えるのは疲れきった姿だけでした。それは一体何を物語っているのでしょう。木から与えられたものは、彼にとってどういう意義があったのでしょうか。
    原書では木の少年に対する呼称は最後まで“boy”です。老人になっても”boy”と呼びかけています。少年がいくら年を重ねても木にとっては子どものままで、精神的な意味では少年は成長していなかったのです。木は果たして与えすぎたのでしょうか。いえ、少年がもらいすぎたのでしょうか。この木の「与える」行為を、それを犠牲とも思わない「真の愛」と呼ぶのか、それとも与えることで心を満たすエゴイズムと捉えるのか。その解釈は読み手の立場や経験などによって違ってくることでしょう。自分の抱いている今の気持ちと照らし合わせながら本書を読み進めていくと、その時々で木と少年に対する考え方が変わっていくかもしれません。
    1964年にアメリカで出版されてから、各国で老若男女問わずロングセラーを続けているのは、本書の持つ内容の深さからなのでしょう。
    〜レビュアーHP "ehon of wonder"より抜粋〜

  • 「愛」の一つの形を体現した絵本です。

    登場人物は、大きなりんごの木と一人の男の子です。
    一人の「ちびっこ」が、大きなりんごの木を毎日訪れ、木の葉で冠をこしらえたり、木登りをしてりんごを食べたり、木陰で昼寝をしたりして、木と二人きりの時間を幸せに過ごしている場面から物語は始まります。時間の流れとともに、少しずつ「ちびっこ」は成長し、木と過ごすだけでは得られない幸せを求めるようになっていきます。少年のうちは、彼女とりんごの木の側で過ごしたりしてくれますが、いつしか訪れることもなくなってしまいます。
    ある日、成人になってひょっこり現れた「ちびっこ」にりんごの木は喜び、幼い頃ともに遊んだように、「楽しく過ごしておゆき」と提案しますが、「ちびっこ」は「買い物がしてみたいからお金が欲しい」と自らの願いを話します。りんごの木は、自分の「りんご」を売ってお金にするよう提案し、「ちびっこ」は全てのりんごをもぎ取って去っていきます。
    それから長い間、また現れることのなかった「ちびっこ」は、中年男となった頃、家庭を築くために「家が欲しい」と言って現れます。木は、自らの「枝」を切り、家を立てるように提案し、「ちびっこ」は全ての枝を切り払って持って行ってしまいます。
    また長い間、戻ってくることのなかった「ちびっこ」。次に現れた時には、おじいさんになっていました。人生に悲観した「ちびっこ」は、「どこか遠くへ行くための船が欲しい」と願います。木は、「幹」を使って船を作るよう提案し、「ちびっこ」はやはり幹を切り倒して、船を作って行ってしまいます。
    物語の最後、「ちびっこ」はヨボヨボの老人になって木の前に現れます。最後の願いは、「休むための静かな場所が欲しい」というもの。切り株になって、これ以上与えられるものはないと悲しんでいた木は、喜んで「ちびっこ」の腰掛けになってやるのです。

    どんな時も木は、男の子が「楽しく過ごせること」を願い、自らの持つ財産と呼べるもの全てを身を削って提供します。自らが愛するものに与えることができる、それを純粋に自らの喜びとしていて、犠牲という悲しみを伴わないのです。むしろ、第三者の目線で、それを「犠牲」と捉えて、「ちびっこ」の行為を非難すべきではない、そんな印象を受けるお話でした。

    私がこの本に出会ったのは、ほんの子供の頃でした。
    当時、私は木の姿に犠牲を見てとり、「ちびっこ」を恩知らずと決め、絶対にこんな大人になってなるものか、と思っていました。大人になって自らも家庭を持った今、振り返ってみれば、「りんごの木」は自分の両親で、私はあれ程忌み嫌っていた「ちびっこ」になっているように感じます。
    「木」は「ちびっこ」の幸せを願っていたけれど、その幸せに本当は自らも側で加わっていたかっただろう、と思うのです。本当の意味で「木」も「ちびっこ」も幸せになるためには、「ちびっこ」に相応の努力が必要なのだ、と実感します。私自身も恩返しのできる「ちびっこ」でありたいし、犠牲ではない、純粋な愛を「木」として子供達に与えたい、と改めて思います。

    文章は全てひらがなで書かれていますので、ひらがなさえ読めれば、一人でも読めます。文体も木とちびっこの会話中心なので、ライトに読めるため、就学前のお子さんでも読めるかと思います。最初から深読みする、というより、人生の各フェーズで振り返って読むことで、目線の変わる本だと思いますので、年齢的に早い遅いはあまりないかと思います。

  • とてもすきな本のひとつ。
    静かに時が流れている。

  • 重度のハルキストを自称する私ですが、この絵本の翻訳はこの旧訳のほうが温かみがあってよい。古本屋で見つけたけど定価より高く値付けされており断念。大人が読むとなきそうになるのはなんでだろう。

  • こどもの頃に出会った大好きな絵本。
    言葉の響きというかテンポの良さが好きで、何度も読み返しています。
    数年前に村上春樹さんの訳で新たに出版され注目を集めていましたが、私はやっぱり慣れ親しんだこちらの和訳の方が好きです。
    ストーリーは1本の木と1人の人間との物語。こども心ながらに木の無償の愛と、人間の身勝手さにとても切なくなったのを覚えています。
    でも最後の「木はそれでうれしかった」ですべて救われた気持ちになります。
    年齢を問わず感動できるお話だと思います。

  • 無償の愛を与え続けた木
    感謝することもなく、ただ受けるだけの男の子
    それで幸せなの?
    と周りは思うけれども
    木は幸せだったと思う。

    男の子とまた一緒にいられる日がきて、木の想いがようやく叶ったんだなと思うと涙がこぼれた。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「木の想いがようやく叶ったんだなと思うと」
      現実には想いが叶わない時もあるのでしょうけど、やっぱり素敵です。
      与えて貰ったら、ちゃんと返せる...
      「木の想いがようやく叶ったんだなと思うと」
      現実には想いが叶わない時もあるのでしょうけど、やっぱり素敵です。
      与えて貰ったら、ちゃんと返せる人間になりたいですね。
      2012/12/08
  • 「想う気持ち」ただそれだけで身を捧げられる、ただひたすらに相手の幸せを思い続けること。

    それが愛なのでしょうか。
    確かに愛だと思うけど、少し悲しい気がしました。

    この木が本当に幸せでも、私はちょっと胸が痛んでしまうのです。

    少年は木の幸せをも考えていたのかもしれないけれど、もしかしたら木にとって別の幸せの可能性を潰してしまっていたかもしれない。


    心が温まるような、でもちょっと悲しい、読み終えた私の中に、とすんと何か重みのあるものを残していったそんな一冊です。

    愛って難しい。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「でもちょっと悲しい」
      傍から見ていると辛いですよね。でも自分自身が何かの理由で、その立場にあったなら、、、それは、それで幸せなのかも。。。
      「でもちょっと悲しい」
      傍から見ていると辛いですよね。でも自分自身が何かの理由で、その立場にあったなら、、、それは、それで幸せなのかも。。。
      2012/09/06
  • 大好きな絵本。
    新訳も出ていますが、敢えて最初に知った方で。
    ぼうやと木のお話。
    ぼうやはだんだんと成長して、恋人ができ、街へ出て、商売をし……。
    ぼうやが大好きな木は、実を取られても、枝を切られても、とうとう切り倒されてしまってもそれで良いという。
    変わっていくぼうやを見守る木が切なくて切なくて。
    でも世の中の親もこんな気持ちで子ども達を見守っているのかな。
    そんなことを思う本です。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「世の中の親もこんな気持ちで」
      そうあって欲しいですね。。。
      「世の中の親もこんな気持ちで」
      そうあって欲しいですね。。。
      2012/08/02
    • 槊さん
      >nyancomaruさん
      こういう無償の愛をみんなが持てれば良いですね。
      そうしたら、悲しい事件も聞こえなくなるでしょうか。
      >nyancomaruさん
      こういう無償の愛をみんなが持てれば良いですね。
      そうしたら、悲しい事件も聞こえなくなるでしょうか。
      2012/08/02
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「悲しい事件も聞こえなくなるでしょうか」
      そうあって欲しいと思います。
      核家族になって、知識じゃなく知恵を授ける人が近くにいなくなり、学校の...
      「悲しい事件も聞こえなくなるでしょうか」
      そうあって欲しいと思います。
      核家族になって、知識じゃなく知恵を授ける人が近くにいなくなり、学校の先生は勉強を教えるコトで手が一杯。人生の先輩の役割が果たせないでいる。悲しい現実です。
      周りの大人が、少し気に掛けてあげるだけで状況は変る。変って欲しいですね。。。
      2012/08/04
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