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本 ・本 (332ページ) / ISBN・EAN: 9784784217915
作品紹介・あらすじ
船や海事の象徴としてよく表される碇(いかり)だが、その先行研究は希薄であった。
本書では、先史の時代から石や木で作られた碇が、鉄の錨(いかり)へと移り変わっていくまでの形態上の変化と発展の系譜をたどる。
歴史学という大きな枠組みの中から、時には水中考古学の見地から遺物をとらえ、またあるときは文献資料や絵画資料を駆使し、民俗例や伝承、風俗といったものも絡めて、碇をただ単なる繋船具というだけでなく、碇の変遷を通して見えてくる文化史を浮き彫りにしていく一書。