花道の思想

  • 思文閣出版 (2016年4月4日発売)
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本 ・本 (260ページ) / ISBN・EAN: 9784784218394

作品紹介・あらすじ

「花道の思想」を紐解くべく、第一部では歴史の流れを概括しながら「出生」(草木の自然な形姿)「花矩」(人為的な意匠)「修行」(挿花を通じての求道)という観点で「花道思想の構造」を整理。
 第二部では、古くから挿花と密接に結びついていた宇宙像が江戸末期に揺れ動き、それが花道思想にどのような影響を与えたかをみた後、近代の花道家が新たな社会・文化・学術的環境のなかで、花道文化の伝統とどのように向き合ったのかを「風流」と「芸術」という概念に注目して考察する。
 花道思想の構造と、その近代における変容をみることで、日本の挿花文化の背後にある思想、そして今日の挿花文化の位置に迫る。

著者プロフィール

1976年生まれ。京都大学大学院文学研究科修了、博士(文学)。京都造形芸術大学准教授。著書に『花道の思想』(思文閣出版、2016年)、『歌・花・香と茶道』(淡交社、2017年)がある。

「2018年 『MTMJ 日本らしさと茶道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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