古代寺院史の研究

  • 思文閣出版 (2019年8月21日発売)
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本 ・本 (512ページ) / ISBN・EAN: 9784784219681

作品紹介・あらすじ

古代の寺院遺跡について、実地に検討をおこない、分野の垣根をとりはらって議論できる場を設けようと、「古代寺院史研究会」は発足した。考古学・文献史学・美術史学・建築史学・地理学など、さまざまな分野の研究者が集って、遺跡を見学し、遺物を熟覧し、調査・研究について議論する会を積み重ねてきた。
本書は、主としてその参加者が執筆した、畿内・周辺地域の古代寺院に関する論考と最新の調査知見、さらに古代朝鮮・中国の寺院研究を収録し、分野横断的な視点で古代寺院史研究の新地平を拓く。

感想・レビュー・書評

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  • ◆寺院の変遷とその荘厳
    堂内荘厳の考古学―緑釉波紋塼と塼仏から(大脇潔)
    三彩・緑釉塼再論(高橋照彦)
    日本古代寺院における「幢」の考古学的研究(高正龍)
    古代寺院の数的変遷(吉川真司)
    常修多羅衆成立をめぐる基礎的考察―大寺を支える僧侶組織(堀裕)

    ◆山城国
    高麗寺からみた日本古代の仏教(菱田哲郎)
    古代・中世寺院史研究における東安寺の射程―京都市伏見区の小野廃寺について(黒羽亮太)
    平安京の周辺諸寺圏(古閑正浩)
    造仏の場としての法成寺の意義(根立研介)
    [コラム]樫原廃寺(堀大輔)
    [コラム]宝菩提院廃寺(梅本康広)
    [コラム]神雄寺跡(大坪州一郎)

    ◆大和国
    高市大寺の所在地をめぐって(小澤毅)
    香山堂再考(平松良順)
    東大寺法華堂伝来の天平期諸像に関する一考察(藤岡穣)
    [コラム]尼寺廃寺(山下隆次)
    [コラム]安倍寺跡(丹羽恵二)
    [コラム]奥山廃寺跡(岩本正二)

    ◆河内国
    古代寺院と寺辺の景観―河内九頭神廃寺周辺の調査成果から(西田敏秀)
    交野ケ原の歴史地理―北河内の寺院を結ぶ(上杉和央)
    生駒西麓の古代寺院の研究―河内寺廃寺跡と法通寺跡を中心に(網伸也)
    河内六寺と知識(安村俊史)
    [コラム]河内九頭神廃寺(西田敏秀)
    [コラム]百済寺跡(大竹弘之)
    [コラム]高宮廃寺跡(丸山香代)
    [コラム]河内寺廃寺跡(仲林篤史)

    ◆行基寺院
    行基建立の四十九院と開発(近藤康司)
    山背の行基寺院―紀伊郡域を中心に(吉野秋二)
    摂津国西成郡津守村の行基寺院(西本昌弘)
    [コラム]おうせんどう廃寺・がんぜんどう廃寺(堀大輔)
    [コラム]山崎廃寺〔山崎院〕(古閑正浩)
    [コラム]大野寺跡〔土塔〕(近藤康司)

    ◆地方寺院の諸相
    地方寺院の法会―伽藍配置・仏像・経典(三舟隆之)
    飛騨における軒瓦の一様相(三好清超)
    古代若狭における寺院造営の一様相―興道寺廃寺を中心に(松葉竜司)
    [コラム]伊丹廃寺跡(中畔明日香)
    [コラム]海会寺跡(近藤康司)

    ◆中国と朝鮮
    中国における双塔伽藍の成立と展開(向井佑介)
    百済寺院の立地―谷に造営された寺々(清水昭博)
    新羅王京寺院の伽藍配置について(田中俊明)
    新羅下代景文王の宗廟祭祀と崇福寺(井上直樹)

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著者プロフィール

京都府立大学教授

「2023年 『はじめて学ぶ考古学〔改訂版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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