明治歌舞伎史論 懐古・改良・高尚化

  • 思文閣出版 (2023年3月29日発売)
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  • 本 ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784784220526

作品紹介・あらすじ

維新後に到来した文明開化期から、日本文化の保存の風潮が漂った明治末期までの激動の時流の中で、歌舞伎はどのような変化を迎えたのか。明治に入ってからも依然として「当代劇」として機能していた歌舞伎は、時に強制的な圧力によって改良され、時に自発的に変化し、やがて現代において認識されるような「伝統劇」へと変貌を遂げた。その質的変化の背景には、役者・狂言作者・興行主の意志はさることながら、政府高官や知識人らの政治的利害関係や思想が複雑に交錯している。
本書では、明治という前例のない大変革期における歌舞伎界の動向を「江戸懐古」「脚本改良」「高尚化」という三つの視座から分析し、近世から近現代まで四百余年に至る歌舞伎史のなかで、明治期歌舞伎が占める位置を明らかにする。

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

1990年生。大阪大学文学研究科博士課程修了、博士(文学)。京都大学人文科学研究所助教。主な論考「「夢物語盧生容画」考:明治歌舞伎の〈改良〉と〈懐古〉」(『演劇学論集 日本演劇学会紀要』70号、2020年)、「追善公演の史的展開とその意味」(『歌舞伎:研究と批評』67号、2022年)など。

「2023年 『明治歌舞伎史論 懐古・改良・高尚化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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