- Amazon.co.jp ・本 (712ページ)
- / ISBN・EAN: 9784784509690
感想・レビュー・書評
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2012年の時点での国連加盟国は193、この他に国連未加入で日本が国交を結んでいる国が3つ(バチカン市国、コソボ、クック諸島)、国連加盟国だが日本が承認していない1国(北朝鮮)によって、193+3-1=195が日本政府の公式見解による国の数(p.9)。
(1)国際的に承認された国、(2)わずかな国に認められた国、(3)改めて独立したら併合された国、(4)併合されたくて独立した国、(5)植民地に戻った国、(6)ソ連崩壊で生まれた国、(7)ソマリア崩壊で生まれた国、(8)国家連合、(9)首長国・土候国・藩王国、(10)保護国・準独立国、(11)いわゆる傀儡国際、(12)いわゆる独立勢力、(13)作り損ねた国々、の13章に分けて、第2次世界大戦以降崩壊した183カ「国」を紹介している。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まさにタイトルどおりの本だが、情報量がものすごい。よくぞこれだけのことを調べたものだと思うし、非常に貴重なのでは? と思われる写真や図版が多数収録されている。紛れもない力作と言えよう。
本書は著者の個人サイトがもとになっている。専門家でもないのに、ということは生活のための本業のかたわら、これだけの研究をやってのけたとは、と感嘆しつつあとがきに至ると…そこで明かされる衝撃の真実。
「マニア」として消滅国家や蹂躙される人々の悲哀を見てきた著者にふりかかったまさかの運命には、驚嘆を禁じえなかった。
?~2015/8/13読了 -
消えた国の話しが延々と書いてある本。読み応えがあります。
基本的には、二十世紀に消滅した国が扱われています。
我が国に住んでいると全然認識できませんが、国家や国境線って儚いものだなぁと感じます。