ニセチャイナ―中国傀儡政権 満洲・蒙疆・冀東・臨時・維新・南京 (20世紀中国政権総覧)

著者 : 広中一成
  • 社会評論社 (2013年6月1日発売)
3.80
  • (0)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • 本棚登録 :39
  • レビュー :3
  • Amazon.co.jp ・本 (505ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784784511150

作品紹介・あらすじ

民族独立、復辟・救国。それは「和平」という名の「降伏」だったのか。漢奸として闇に葬り去られた対日協力偽政権史。

ニセチャイナ―中国傀儡政権 満洲・蒙疆・冀東・臨時・維新・南京 (20世紀中国政権総覧)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 第二次世界大戦前夜の中国を巡る国際情勢を詳しく述べている。満洲国、汪兆銘政権についてはよく知られているが、他の関東軍主体で作った傀儡政権、傀儡国家についてもよく調べられていて詳しい。中国本土のみならず、台湾、日本でもこの辺りの資料は”黒歴史”として封印されているものが多いので資料集めは大変だったろうな。

  • 満州事変から日中戦争までの間に、日本が中国大陸に樹立させた傀儡政権について解説した本。

    ポップなタイトルとカバーだが、内容は至って硬派。文体も「ですます」調で、難しい漢字にもルビが振ってあり、中高生の教科書のように使えるものになっている。

    有名どころの満州国や汪兆銘政権、冀東防共自治政府はもちろん、個人的には存在すら知らなかった中華民国維新政府も詳しく書かれていてタメになった。

    占領地の拡大とともに、日本はどんどん傀儡政権を樹立させたのだが、その様はまるで雨後のタケノコのようで、戦争遂行に関するグランドデザインがなかったことが読み取れる一冊になっている。

    傀儡政権を続々と立ち上げた理由のひとつが関東軍と支那派遣軍との摩擦を回避するためというのには苦笑しか漏れなった。

  •  題名や表紙から受ける印象とは異なり、500頁にわたる中身の濃い歴史書である。名前だけは聞いたことがある冀東防共自治政府とか、大日本帝国が中国に設けた満洲など6つの対日協力政権の短い生涯を、詳しく描いている。これほど、これらの内情をまとめて記した本は無いのではないだろうか。

     多数の写真や、政権閣僚?メンバー表、エピソードコラムなど、読みやすくわかり易い構成になっている。今は誰も知らないが、当時は著名人だったであろう政権主要メンバーの顔写真を見て行動を知れば、後に漢奸として断罪されているが、当時は平和を望むまじめで優秀な人物であったと知れる。
      歴史あるいは日本軍部の野望や妄想に翻弄された人たちに、時代の非情というか不幸というかさまざまに思いを馳せてしまう。

全3件中 1 - 3件を表示

広中一成の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
トマ・ピケティ
トレヴァー・ノー...
エリック・ブリニ...
有効な右矢印 無効な右矢印

ニセチャイナ―中国傀儡政権 満洲・蒙疆・冀東・臨時・維新・南京 (20世紀中国政権総覧)はこんな本です

ニセチャイナ―中国傀儡政権 満洲・蒙疆・冀東・臨時・維新・南京 (20世紀中国政権総覧)を本棚に登録しているひと

ツイートする