島村抱月の世界 —ヨーロッパ・文芸協会・芸術座

  • 社会評論社
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 2
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784784511556

作品紹介・あらすじ

個を重視し思索する西欧文化を知らしめた巡演システム。先駆者・抱月を多角的に論じる。

 島村抱月がスペイン風邪で急死して103年が過ぎた。抱月は非商業的演劇集団芸術座を創設し、現代に通じる個性的な演劇運動――東京・大阪などの主要都市だけではなく、全国巡演を展開して新世界の思想を多くの観客に手渡した。新劇人として初めて芸術倶楽部という300人収容可能な小劇場を建設した先駆的な存在でもあった。
 抱月の死後、多くの小演劇集団が登場する。劇作家や俳優たちも多数現れて一幕物戯曲全盛のこの時代は、〈大正の戯曲時代〉と後に呼称されるようになった。それは抱月の蒔いた種が芽吹いたからであろう。(本文より)

著者プロフィール

演劇学・演劇史・戯曲論専攻。桐朋学園芸術短期大学特別招聘教授。著書『久保栄の世界』『近代演劇の扉をあける』『菊田一夫の仕事』『ドラマ解読』『川上音二郎と貞奴(全三巻)』『木下順二の世界』『清水邦夫の華麗なる劇世界』他。共著『20 世紀の戯曲 全三巻』『革命伝説・宮本研の劇世界』『つかこうへいの世界─消された知』『宝塚の21 世紀─演出家とスターが描く舞台』『島村抱月の世界』他

「2022年 『村山知義の演劇史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

井上理惠の作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×