野球SF傑作選 ベストナイン2024 (Kaguya Books)

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  • 本 ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784784541515

作品紹介・あらすじ

野球SFの名作と
新鋭作家の話題作が共演!
SF界の最強チームを見逃すな!

●小松左京や新井素子から鯨井久志(ジョン・スラデック『チク・タク×10』竹書房 訳者)まで、野球SFのベストナインを厳選!
●千葉集によるコラム「わたしの海外野球SF短編ベストナイン」で海外の名作もカバー!
●高山羽根子のエッセイ「永遠の球技」、磯上竜也による収録作品解説で、野球SFの世界をもっと楽しめる!
●読みやすい文庫短編集で、野球好き必携の1冊!

感想・レビュー・書評

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  • なんといっても千葉集の「わたしの海外野球短編ベストナイン」が、未訳の作品まで網羅していて、いろいろさがして読んでみたいという気持ちにさせられる。すごい愛情と労力のこもったエッセイ。
    小山田浩子「継承」は、「自分が応援に行くと負ける」んだけど、そんな思いは傲慢でもあるというファンの複雑な心境を描いていて、わかるわかるとなる。
    新井素子「阪神が、勝ってしまった」は、85年当時の作品らしいんだけど、タイムリーな掲載(笑)。これも、なんだかありそうで笑っちゃう。
    鯨井久志「終末少女と八岐の球場」は、野球というものの、記録にもとづくよくわからない儀式性みたいなものを描いていて、やたら壮大でやたらカタストロフィックで、最後なんだかぐだぐだになりながらも面白かった。

  • アンソロジーは編者の趣味だけど傑作選か?
    青島もうじき「of the Basin Ball」
    新井素子「阪神が、勝ってしまった」85年21年ぶりの優勝で阪神シンドロームが。
    小山田浩子「継承」
    鯨井久志「終末少女と八岐の球場」SFで野球小説になっている
    小松左京「星野球」昭和の草野球風味の大宇宙での野球 
    関元聡「月はさまよう銀の小石」
    暴力と破滅の運び手「マジック・ボール」消える魔球と米国の女性解放
    水町綜「星を打つ」おばかSF
    溝渕久美子「サクリファイス」 未来だけどSFじゃない

  • 国内の野球SFの短編9つを収録した短篇集。

    [目次]
    1 「星を打つ」水町綜
    2 「サクリファイス」溝渕久美子
    3 「月はさまよう銀の小石」関元聡
    [コラム]「わたしの海外野球SF短編ベストナイン」千葉集
    4 「マジック・ボール」暴力と破滅の運び手
    5 「継承」小山田浩子
    6 「阪神が、勝ってしまった」新井素子
    [エッセイ]「永遠の球技」高山羽根子
    7 「終末少女と八岐の球場」鯨井久志
    8 「星野球」小松左京
    9 「of the Basin Ball」青島もうじき
    作品解説 磯上竜也
    編者あとがき

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