本書は、はじめから多変数を使って微積分学を解説したもので、多変数の場合を1変数、2変数からの類推で解釈している読者にも恰好の参考書となる。
東京理科大学名誉教授、理学博士。1938年 兵庫県生まれ。東京大学理学部卒業。東京都立大学助手・講師・助教授、岡山大学教授、東京理科大学教授などを歴任。主な著書に『多変数の微分積分』(裳華房)、『無限次元Lie群論』(紀伊國屋書店)などがある。 「1991年 『一般力学系と場の幾何学』 で使われていた紹介文から引用しています。」