- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784785315337
作品紹介・あらすじ
小学校から高等学校の教科書で目にする数学の「用語と記号」がどのような考えで創られ現在のものに至ったのか?
本書は、時代背景や翻訳過程での変遷を交えながら、数学史とは別な視点から、数学の発展に影響を与えてきた脇役たちの由来について解説した。高校生以上であれば、数学は苦手と思っている人たちにも、「ものがたり」として楽しめるようにやさしく解説したもので、数学を身近にしてくれる一冊である。
感想・レビュー・書評
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図書館で借りた。
あとがきコラムに載ってそうな、記号の由来や用語のうんちくの本。ものがたりというタイトルだが、起承転結があるわけではない。ひたすら小話の羅列で、4,5行毎に「ところで」と話が移る印象。
ただ、探しても見つからないような話ばかり。「方程式の『方程』って何か」などがたくさん詰まっている。
この本すべてを記憶できたら理想的だが、難しい。はたまた辞書的に使うにも難しい。活用法に困る良本…。詳細をみるコメント1件をすべて表示-
Fiftyさん芸人さんのネタ帳みたい〜芸人さんのネタ帳みたい〜2022/04/20
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専門用語っていまいちピンとこない、それが特に数学では。
自分はそんなタイプだったので、この本は本当に目から鱗だった。
すごく面白いので、ぜひ! -
ふだん使う数学記号の成り立ちを知ることでより数学の興味を深められる1冊でした。
ネイピア数eがEulerの頭文字ってことに驚いた(笑)
http://www.lib.miyakyo-u.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=123440 -
この本を手にしたときに
『もっと早くこんな本に出会えばよかったのに僕!!』
と思った。
数学がとっつきにくい理由の1つに『記号や用語が難しくてよく解らない!』という事がある。
例えば…
未知数はなぜxで表すの?
足し算の記号はなぜ+なの?
円周率はなぜπ(パイ)で表すの?
全ての事には理由がある。
その理由がとても興味深いもの、プッと笑ってしまうようなもの、ただ単に誰かが使い出しただけっていう流行のようなもの。
それって数学の記号だけではなくて
漢字や英語など我々が普段使う言語全てがそうですよね。
色々な「なぜ?」に答えてくれる一冊。
数学の辞書として一冊持っておいてはどうでしょう?
そして『数学を1つの言語としてみる』という視点を持ってみるのも面白いのではないかと僕は思うのです。
ただ、1つ欠点としては
どんな言語もそうなんだけれどそもそもの起源を示す文献が残っていないということが多々あるようで、「○○○という説がある。」という少し曖昧な表現で終わる事がよくあるということ。
著者プロフィール
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