物理学史 (裳華房フィジックスライブラリー)

著者 :
  • 裳華房
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784785322304

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  •  17世紀末のニュートン力学の確立から、現代物理学までの軌跡を、力学・光学・電磁気学・熱力学・量子力学・相対性理論…、と分野毎に(というより、時間で追っていくと自然に分野ごとになるのだが…)記したもの。

     非常に明快である。ひとつひとつの内容に詳しく踏み入る事なく、ひとつひとつの発見や法則などを、発見者などの発言の引用をたくみに用い、それを簡単に言い表している。

     マクロからミクロへ、身の回りから五感の外へ、とますますエントロピーの増大していく方向へと物理学は進んでいく。。果たして21世紀が終わるとき、物理学はどのように進んでいくのだろうか?そして生活にどのような影響を及ぼすのであろうか?

     ところで、なぜ学問の歴史を学ぶ必要があるのだろうか?それは、普段勉強している事の位置づけを知るため、であろう。
    例えば、電磁気学を勉強すると仮定する。その時、いったいライデンびんとは何だったのか?クーロンの法則からマクスウェル方程式までの経緯までにどのような歴史的要請があったのか?などを知る事で、自らの勉強が何のためにあるのか?勉強の先に何が得られるのか?というものを理解する助けになるであろう。

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著者プロフィール

1948年生、1971年早稲田大学理工学部卒業。早稲田大学オープン教育センター所長などを経て、現在、早稲田大学社会科学部教授。専攻・科学史。著書「漱石が見た物理学」「道楽科学者列伝」「科学史年表(増補版)」「犬と人の文学誌」「寺田寅彦」「科学史人物事典」「入門現代物理学」(中公新書)、「神さまはサイコロ遊びをしたか」「漱石とあたたかな科学」(講談社学術文庫)、「肖像画の中の科学者」(文春新書)、「ケンブリッジの天才科学者たち」(新潮選書)、「決定版 心をそだてる科学のおはなし人物伝101」(講談社)他多数

「2018年 『〈どんでん返し〉の科学史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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