電磁気学(増補修訂版) (裳華房テキストシリーズ‐物理学)

著者 : 兵頭俊夫

• 裳華房 (2021年9月13日発売)

作品紹介・あらすじ

　著者の高校物理未履修者向けの講義の経験を活かして書かれた、大学初年級向けの教科書。初学者への配慮から、まず実験事実を提示し、それを基本原理から理解する過程を飛躍を避けつつ懇切丁寧にやさしく解説している。また本書では、マクスウェル方程式の積分形による電磁気学の体系の理解と、それに基づいた応用力の養成を目指している。
　増補修訂版では、2019年に施行された国際単位系（SI）の改定に従って記述を修正した。また、旧版では付録として扱っていた「マクスウェル方程式の微分形」の記述をより丁寧にして章に格上げし、旧版にはなかった電磁波についての丁寧な解説の章を新たに設けた。さらに、付録に「ベクトル解析」「電磁気学の単位系」の話を新たに追加して、読者の学習の便を図った。

感想・レビュー・書評

[桜美林大学図書館さんの感想 · 2023年11月7日]

https://cool.obirin.ac.jp/opac/volume/921973

[摂南大学図書館寝屋川本館さんの感想 · 2022年2月1日]

摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50257824

[鈴華書記さんの感想 · 2021年12月7日]

電磁気学の勉強で使った教科書。

「マクスウェル方程式の積分形による電磁気学の体系の理解」がメインの入門書。今年に増補修訂され，マクスウェル方程式の微分形や電磁波が本文に入った。

砂川や長岡に隠れている印象だが，私はイメージと数式練習のバランスの優れた兵頭を第一におすすめする。

[fraserlibさんの感想 · 2021年11月18日]

請求記号　427/H 99

著者プロフィール

1946年宮崎県出身．東京大学教養学部基礎科学科卒業．同大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程修了．東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授，高エネルギー加速器研究機構特別教授を歴任．東京大学名誉教授．理学博士．

「2021年 『考える力学 第2版』 で使われていた紹介文から引用しています。」