多粒子系の量子論 (量子力学選書)

著者 :
  • 裳華房
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  • Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784785325145

作品紹介・あらすじ

本書では、多粒子系のさまざまな現代的な応用や計算法を広く述べることよりも、粒子対称性、多体波動関数、第2量子化の方法といった多粒子系の量子力学の基本的な考え方を詳しく説明すること、それから、ハートリー‐フォック近似、乱雑位相近似、摂動法、といった基本的な計算法の考え方について説明することに重点をおいた。各部分においては、実際的な例を、できるだけさまざまな領域──クォーク模型、核物質、電子ガス模型、ボース‐アインシュタイン凝縮など──からとった。これらの例は、各分野の研究内容とその発展を紹介するということよりも、多粒子系の量子力学の考え方の例として議論した。

感想・レビュー・書評

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  • 多粒子系の量子力学を初めてきちんと学んだ。議論も例も計算法の記述も適切で、最後まで意欲をもって独学できた。特に第二量子化のところは目からウロコだった。

    私は初版で学び、正誤表も出版社のものを参照したが、2017年12月21日の時点では、私が気付いただけでも夥しい誤植があった。こんなに多いのは初めてだ。ただ一見して、間違いと分かるものばかりだが。

  • 請求記号 421.3/Y 12

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著者プロフィール

立命館大学教授、理学博士。1960年 福井県に生まれる。京都大学理学部卒業、京都大学大学院理学研究科物理学第二専攻博士課程後期課程修了。学振特別研究員、フンボルト奨学生、サウスカロライナ大研究員、東京都立大学(現 首都大学東京)助手などを経て現職。専門は、原子核理論、多体系の量子論。

「2016年 『多粒子系の量子論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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