化学の目でみる地球の環境―空・水・土

著者 : 北野康

• 裳華房 (2006年10月25日発売)

感想・レビュー・書評

[chlochroさんの感想 · 2012年4月20日]

化学という視点で地球環境(大気、海洋、地圏)の歴史、現在の状況を解説されている。もともと読者に文系の学生を意図してあるらしく、序盤には化学のごく簡単な説明がされている等、だれでも読みやすいよう配慮が感じられる。しかし内容は地球化学のエッセンスが存分に詰まっており、地球(環境)化学を志す人はまず読むべき本だと思う。個人的には大気海洋の起源と歴史についての記述が詳細で面白かった。地球化学者である著者の研究生活を振り返る随想があったり、ところどころに北野節が炸裂していて読んでいて楽しいし地球化学への思いが高まる一冊。

[城西大学水田記念図書館さんの感想 · 2011年12月27日]

展示期間終了後の配架場所は、開架図書(3階) 請求記号：450.13//Ki69