超人ロック クアドラ (ヤングキングコミックス)

著者 :
  • 少年画報社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784785927301

感想・レビュー・書評

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  • ヤングキングコミックス

  • 「冬の虹」の続編ですが、登場人物を引き継いだという印象が強く軌道エレベータはほとんど絡んできません。

    中心になっているのは中・・・じゃかなくてC国(笑)の分裂と内戦。
    「T島(笑)の総統が本土に降り立つのは数十年ぶり」という時に、その総統がC国のスナイパーに暗殺される!!とか、内戦を収拾するためにC国主席と将軍が「自国内に核を落とす」(!)とか、衝撃的ですが「ありそう」な展開が多く、背筋にヒヤリと感じる怖さがあります。

    思えば冷戦時代に描かれたエピソード「インフィニット計画」ではすでに「ロシア」「ヨーロッパ連合」(ソ連でなくロシア、そしてEU!)が登場していた超人ロック。
    この「クアドラ」は、予言にはなってほしくないと切に願います。

  • 私が愛してやまないSFスペースオペラ『超人ロック』シリーズの最新作……。
    すみません聖先生、最近チェックを怠っていました。偶然、本屋で見付けなければ手に取ってなかったかも。『アワーズ』も分厚くなってから紐で結ばれることが多くて、『クアドラ』に収録されたストーリーは初見でした。

    どうやら、舞台はエスパーがスキャナーと呼ばれていた時代の地球らしい。頭の中にあるうろ覚え『超人ロック』年表を見直してみる、もしかするとこれまでで最も年台の新しい作品かも。敵の武器にAKライフルとかが出てくる上、宇宙船の“う”の字も出てこない。ただ、ヒロイン王志明(ワンスーミン)とロックの関係をみると前作があるらしい。

    今回のロックは、元SAS(イギリス陸軍特殊空挺部隊)の傭兵。北米勢力の要請で、中国でのクーデターに介入する民間軍事企業の一員だ。
    民間の軍事警備会社は、イラク等で活動が注目され始めた最新の話題。中国の分裂は、中国の社会矛盾を指摘する論客がよく最悪のシナリオとしてあげるものだ。いつもより少し政治色が強そうだ。

    見所となる主人公ロックの活躍ですが、スーミンたち女の子たちに押されてちょっと淋しい感じ。次へとストーリーは続くのでそちらに期待です。

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著者プロフィール

漫画家。月刊コミックフラッパーにて「超人ロック ガイアの牙」、月刊ヤングキングアワーズにて「超人ロック 鏡の檻」を連載中。

「2020年 『超人ロック ガイアの牙 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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