それでも町は廻っている 4 (ヤングキングコミックス)

著者 :
  • 少年画報社
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本棚登録 : 1413
レビュー : 44
  • Amazon.co.jp ・マンガ (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784785929268

感想・レビュー・書評

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  • 今巻は、しこほね村の埋蔵地図を始め、ミステリー物がメインの巻。
    そして、真田のミシンそばの悲しい話と、伊勢崎エリちゃんの女心に振り回されるほとり弟君の話。
    今巻も楽しいし読みごたえがありました(^^)

  • 今回で一番好きなのは『一ぱいのミシンそば』。
    真田が幼少期に食べた記憶のあるミシンそばを歩鳥と探す物語。思い出した過去を語るシーンの静けさの演出がすごかった。この淡々と語る感じが、日常の楽しさも悲しさも地続きですぐ隣にあるってことを感じさせてくれる。

    「お父さん 本当はミシンそばの事 覚えてると思うよ」
    「うん そうだろうな」
    「忘れた事ないと思うよ」
    このやり取りが好きだな。しんみりし過ぎず、ちゃんとオチもつけてくれるのもいい。
    作者のあとがきで歩鳥の心境に触れていたけど、
    「単に真田家に同情したわけではなく、日常というものがそれを維持しようとする一人一人の善良さで保たれているという事に気づいた」って言葉も印象深い。

    キャラはエビちゃんも登場!タケルとのやり取りが可愛らしい。機転が利くタケルが振り回されてるのも見てて楽しいよね。

    『嵐山財宝調査隊』もよかった。とにかくセリフがどれも楽しい。
    「すげぇ所だな こりゃなんでもいいから埋蔵したくもなるわ」
    「埋蔵金掘った穴に歩鳥を埋葬して帰ろうな」
    山奥のシーサイド(店名のネタばらしもあり)の額縁の言葉
    「自然はいいなあ自然だもの」
    など、何気ないところの言葉が好き。

    あと、歩鳥が出した笛は2巻で紺先輩にもらった笛なのかな?
    正月回での紺先輩に届いてたものも、しっかり伏線がはってあってさすがだなと思った。

  • エビちゃんかわいい~!

    そしてあとがきに不意をつかれる。

  • ミシンそば。日常って尊いな。

  • 『それでも町は廻っている 回覧板』を読んで一から読み返したくなって出してきたので登録.

  • "「なっなんでお前が泣くんだよ…
    俺 あんま母ちゃんの事覚えてねーし…」"[p.126]

  • 埋蔵金編はじつは奥深いのでは?と思う昨今。

  • なんと噂の島辺博人先生が!

  • 4巻のテーマは日常だそうで。「一ぱいのミシンそば」と「実に微妙なカード」以外はあっさりめ。

    「思い出のそば屋」解明の展開に意表を突かれた「ミシンそば」。朧げに残る断片的な記憶の背景が、一つの線に繋がった瞬間が見事。消えてしまった記憶をつなぐキー判明した途端、それを含めた疑問が一気に解ける。お父さんがずっと口を割らなかった理由、お父さんの沈痛な横顔が切ない。

    男手一つで大変な場面もあっただろうが、真田くんはちゃんとごく普通の、ちょっとおバカな男の子に育った。良くも悪くも、お父さんのあの普段の騒々しい姿からそんな苦労を背負ってきた空気は微塵も感じさせないんだけど…。不自然にならないように明るく振舞い続けることは、とても難しいことだ。息子に淋しさを感じさせないよう、楽しく賑やかしい環境を維持してきた親心を感じる。

    この発見を通して二人は、そんな大人の思いやりの切れ端を見つけた。あとがきの石黒先生のメッセージがとてもストレート。自分から見えている視界の外にも、いろんな人の思いが溢れていること。2巻で歩鳥が死んだ時もだけれど、日常というものがどれほど分厚く複雑で、暖かく儚いものなのかを痛いほど感じる話だ。

    ところで、そば屋捜索の間の真田・歩鳥デートはすごく自然だった〜。楽しそう。あんな感じで緩〜く付き合えばいいのにとも思うけど、やっぱりまだまだ彼には一人妄想で笑わせていただきたい。

    浮いた話続きだが、タケルとエビちゃんとのデート回「実に微妙なカード」も好きな話。子供らしい初々しい感じが好き。今まであまり出番がなかったタケルは、この話でかなりキャラクターがはっきりした感じ?しっかりしていて手がかからない、小学生としてはあまり目立たない存在だろうなー。

    一方でエビちゃんは目立つタイプだけど、ただ気が強いだけの女の子じゃないところが好印象でかわいいな。普段はきついけど二人の時はちょっとしおらしかったり、自分の名前を覚えてもらえていなくてショックを受けたり、年頃らしい可愛さと大人さがバランスよい。ちょっと他の子達より大人だし、頭のいいタケルとは相性いいかも。地味なタケルに恋するあたり、この年頃の女の子が気になるタイプじゃないと思うし…。周りの友達にバレないように、仲良くなっていってほしいわ。

  • B6

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著者プロフィール

1977年生まれ、福井県出身。
2000年、『ヒーロー』でアフタヌーン四季賞秋の四季賞を受賞しデビュー。
2005年から『それでも町は廻っている』の連載開始、2010年にテレビアニメ化、2013年に第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。『木曜日のフルット』『外天楼』『ネムルバカ』など、幅広いジャンルを手掛ける。

「2019年 『天国大魔境(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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