スピリットサ-クル: 魂環 (01) (ヤングキングコミックス)

著者 :
  • 少年画報社
4.17
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本棚登録 : 621
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784785939830

感想・レビュー・書評

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  • 絶妙な『重量感』を読み手に与えてくる漫画
    固くなりすぎず、かと言って、ふざけすぎもせず
    画は荒削り、テンポも軽快で、乱暴だったり下品な台詞もあったりする
    だけど、そこに緻密な計算があって、絶妙なバランスを生み出しているのだろう
    水上先生の作品を全て読んでいる訳ではないので、軽はずみな事は言えないが、私はこの『重量感』に一番の魅力を感じるからこそ、先生の作品が好きなのだ、と思う
    カルトな作品を生み出す描き手と言われがちで、それは確かだと納得する部分はあるものの、そこがイイ
    生にも死にも、真正面からぶつかって、生半可な形では描かず、読み手の頭をカチ割ってくるような勢いで訴えてきている
    この作品は『前世』と『生まれ変わり』が根本的なテーマであるようなので、それがかなり強い
    この濃い味は、元々の水上先生のファンにとっても強烈かもしれない
    鉱子の『瞳』はかなり印象に残る・・・何をどう視て来たら、齢14の娘がこんな凛とした芯の通った、あらゆる屈強にも曲がりそうもない信念ある『瞳』になるんだろう
    恐らくっつーか、確実に、今後、前作並みに怒涛の展開になると思われるので、溺れないように注意を払って読まなければ

  • なんだこれ?
    何か凄い作品に触れているような気がする。
    まだまだ全貌はわかりませんが、どのように広がってどのように収束するのか、気になる作品です。

    さて、水上悟志さんの作品は以前短編を読んだことはありますが、単行本では初です。
    そのときは独特の世界観を構築される方だという印象。
    本作もまた、一風変わった世界感、語り口と感じましたし、1巻から強く引き込まれて、なんならちょっと胸が詰まるシーンも何度かあったほど。
    いやー、面白いですね。

    様々な短い劇を同じ役者たちが繰り返し演じるような構成です。
    しかし、キャラクターたちは単なる使いまわしでなく、各演目でそれぞれ生きていて、それぞれ情が通っている、しかし生まれ変わりという確かな繋がりも感じる。
    良いバランスですね。

    各演目の観客として(演者でもある)、転生の末端にフータがいる。
    こういった設定は他作品でもたまに見られるものですが、本作は前述したように各演目も、"今"との心情のバランスも非常に良い。
    メタと現実を同時に生きているような不思議な感覚が、フータを通して伝わってきます。

    演目も、キャラクターたちの永い繋がりも、そこに流れる情も、多岐にわたっていて、そして今のフータたちに繋がっている。
    最初に書いたように、どのように広がっていって、どのように収束するのか、非常に興味深い作品です。

  • いやー、今作も面白い!
    よく考えるなぁ。
    主人公の人生を追体験して
    主人公と一緒に混乱していく感じがいい

  • 前世物ですね。

    まだ1巻ということで明らかになってないことだらけ

    わからないことだらけですが面白いのは確かです。

  • どう着地するのか見物

  • 素晴らしい中二病ファンタジー

  • なにこれ面白すぎる。  
    輪廻が巡り、因果はどこまでも。

  • 雑誌連載ではピンと来なかったが1巻くらいまとめて読むとかなり良い! 過去生の話だが、これ、たぶん「歴史」がテーマか。

  • 1巻を読了。「惑星のさみだれ」の水上悟志の最新作。「さみだれ」初期は、なんとなく痛々しい印象でとっつきづらかったが、今回は最初から読みやすく、面白い。設定自体から、物語の無難な落としどころは予想できるが、どのようにそこに持って行くのか非常に楽しみ。最も期待している作家の一人。

  • ノイがいた

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