- Amazon.co.jp ・マンガ (311ページ)
- / ISBN・EAN: 9784785946678
感想・レビュー・書評
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1本1本が長編小説になり得る話だなあと感心し続けている。「冷血帝国」とか深い話だなあ~
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鉄郎の優しさにほっこりする巻。
解説は麻上洋子さん。 -
“「メーテル…天国っていうのはこんな所かもしれないね」
「ここが天国でもまだ鉄郎は死にたくないでしょう」
「うん…
…機械の体の人間は死んでも天国へは行かないんだろうな………
あいつらは死ぬことはないものな…」”[P.128]
「亡霊トンネル」
「透明海のアルテミス」
「鑑の星の鉄郎」
「終わりなき夏の物語」
「冷血帝国」
「足音村の足音」
「夜のない街」
“「おれも999に乗りたいんだけどどうやったらパスが手に入るだろかね?」
「え え え〜〜っ
おまえが乗るつもりか?…………………」
「乗ったらおかしいか?」
「…………………」”[P.194] -
999に限らず、松本零士作品は漫画であると同時に詩です。それを僕はよく思います。999のテーマは人間の限りある命の美しさ。鉄郎の逞しさとメーテルの優しさに憧れて、そして独特の世界観やひとつひとつの物語の儚さが好きで、僕は中学時代かなり熱中して999を読んだものです(当時、地元の図書館が試験的に漫画を貸し出すようになって、そこで借りたのが999だったんですよね)。
「旅はまだ続く」という一文で終わった999が本当に連載を再会したときの驚きったらありゃしません。 -
一気に買いそろえた文庫版。