銀河鉄道999 (8) (少年画報社文庫 1-8)

著者 :
  • 少年画報社 (1994年5月4日発売)
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784785946685

感想・レビュー・書評

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  • 999の物語
    型がある中で
    型があるからこそ
    自由に
    泳げる面白さ
    ここまで
    楽しく何ができるか
    アイディアって
    どうやって広げていくのか
    こんなことも
    考えられるんだよね
    漫画って良いなぁ

  • 「心やさしき花の都」「水の国のシャイアン」が印象に残る巻。

  • “「あの家族の人柱がムダにならなけりゃいいのにねメーテル」
    「人柱はね地球にもたくさんあったし……宇宙にもたくさんあるわ
    進んで人柱になった人もいればむりやり人柱にされた人もいる」
    「ぼくやメーテルも人柱にされることがあるんだろうか?」”[P.147]

    「交響詩(魔女の竪琴)」
    「宇宙僧ダイルーズ」
    「心やさしき花の都」
    「大暗黒星雲アフリカ」
    「水の国のシャイアン」
    「喰命聖女」

    “「水棲人の住める星は少ないわ…
    その星を汚ないめちゃくちゃな星にした人たちだもの
    滅びるのも運命だったのかもね」
    「機械人ばかりになったら地球はきれいになるんだろうか?
    それとも汚くなるんだろうか?」”[P.269]

  • 機械の体の永遠の命だけが死の悲しみから救ってくれるのでは、と考えている鉄郎の前に機械化人間の僧侶が現れる話が印象に残った。
    僧侶は「長い間物事を考え続けることができるが、何千年も苦しみ続けることになる」と語りかけたけど、これは鉄郎の気持ちに一石を投じたんじゃないだろうか。
    結局永遠の命があろうがなかろうが、どちらも苦しくて辛い思いをするのに変わりはないということなんだろう。

  • 999に限らず、松本零士作品は漫画であると同時に詩です。それを僕はよく思います。999のテーマは人間の限りある命の美しさ。鉄郎の逞しさとメーテルの優しさに憧れて、そして独特の世界観やひとつひとつの物語の儚さが好きで、僕は中学時代かなり熱中して999を読んだものです(当時、地元の図書館が試験的に漫画を貸し出すようになって、そこで借りたのが999だったんですよね)。

    「旅はまだ続く」という一文で終わった999が本当に連載を再会したときの驚きったらありゃしません。

  • 一気に買いそろえた文庫版。

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著者プロフィール

1938年、福岡県生まれ。マンガ家。1953年に「蜜蜂の冒険」でマンガ家デビュー。以来、少女マンガ、動物マンガを経て、少年マンガ、戦場マンガ、SFマンガなど多彩なジャンルの作品を発表する。いまも現役の日本を代表するマンガ家の一人。著者『男おいどん』『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』『宇宙海賊キャプテンハーロック』など多数。

「2018年 『零士のメカゾーン 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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