銀河鉄道999 (10) (少年画報社文庫 1-10)

著者 :
  • 少年画報社 (1994年5月1日発売)
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784785946708

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  • 奪う
    奪われるしか知らない世界
    そんな時代、そんな世界しか知らないなら
    奪うことが当たり前になってくる
    駅が変わるたびに
    これだけ世界が変わる面白さ
    そこをずっと冒険するだけではなくて
    旅なんだよね

  • アンドロメダを行く鉄郎とメーテル。そろそろ終りが近づいてきた。しかし、本当に松本さんの話は深い。これも文学だね。

  • 車掌さんが二人わたわたして可愛い。

  • “「何もない星で盗賊が盗賊を襲い
    その襲った盗賊がまた盗賊を襲う…どうどうめぐり
    いったい何百年これを続けてきたのかしらね」”[P.130]

    「四次元エレベーター」
    「ルーズゾーンの妖怪」
    「アンドロメダ千夜一夜」
    「幽霊駅13号」
    「マカロニグラタンの崩壊」
    「メーテルの旅」
    「石の花」
    「サルガッソーの底なし沼」

    “「横にいるのはぼくかな……わからないや…
    でもあれがぼくなら…こっちから双眼鏡で見てるの気づくはずだし…
    そしたら覚えているはずだ
    それがないところをみるとあれはぼくたちの過去の姿じゃない……
    列車モロ共ニセモノだろうか?
    それとも未来の姿かな……」
    「ワープしたので時間がややこしくなったのかもしれませんよ」
    「鉄郎…」
    「え」
    「ブラインドをおろして」
    「ブラインドを…
    そしたら見えなくなるよ
    こんなマカ不思議なものを見ないなんてぼくの好奇心が」
    「私はみたくないの…」
    「…………………………」
    「おねがいよ」”[P.234]

  • もともと豊かな惑星で人も幸せに暮らせるところだったのに、ゴミに埋もれて見捨てられてしまったルーズベルト惑星の話が印象深い。
    幸せにゴミの山を築いていなくなってしまった住民たちをひどいとは思うけど、けっこう笑えなかったりするのが怖い。
    ゴミの山は豊かで仕合わせだからこそ築けるもの、というメーテルの言葉は真理だと思う。

  • 999に限らず、松本零士作品は漫画であると同時に詩です。それを僕はよく思います。999のテーマは人間の限りある命の美しさ。鉄郎の逞しさとメーテルの優しさに憧れて、そして独特の世界観やひとつひとつの物語の儚さが好きで、僕は中学時代かなり熱中して999を読んだものです(当時、地元の図書館が試験的に漫画を貸し出すようになって、そこで借りたのが999だったんですよね)。

    「旅はまだ続く」という一文で終わった999が本当に連載を再会したときの驚きったらありゃしません。

  • 一気に買いそろえた文庫版。

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著者プロフィール

1938年、福岡県生まれ。マンガ家。1953年に「蜜蜂の冒険」でマンガ家デビュー。以来、少女マンガ、動物マンガを経て、少年マンガ、戦場マンガ、SFマンガなど多彩なジャンルの作品を発表する。いまも現役の日本を代表するマンガ家の一人。著者『男おいどん』『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』『宇宙海賊キャプテンハーロック』など多数。

「2018年 『零士のメカゾーン 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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