スピリットサ-クル: 魂環 (02) (ヤングキングコミックス)

著者 :
  • 少年画報社
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本棚登録 : 362
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784785950972

感想・レビュー・書評

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  • マンガDX+にて拝読。
    フォンの死亡後、神官たち皆殺しにされちゃったのキツすぎる。あの状況でフォンとストナはどうするべきだったんだろう。精霊と話せるっていっても証明が難しいし…

    第四章のフロウの過去生では比較的平和だった気がするが、近くにある幸せにフロウが気付くのが遅すぎたな……悲しい。ロカの結末も悲惨だったし鉱子の憎しみが募るのもまぁわかる。フロウがロカの話を信じていたらどうにかなっていたのだろうか?

    最後、自分の名前が思い出せなくなるシーンでゾッとした。あんだけ濃密な体験を繰り返したらそりゃそうなる。あと4回も経験したら風太の自我なんて消え去りそうだ。

  • 凄い。
    まだ2巻ですが、これ傑作ですよね、多分。
    非常に濃縮度の高い構成、そしてキャラクターへの愛しさを感じる。
    まだ物語は始まったばかりですが、どのように収束していくのか楽しみです。

    過去生という演目の中で、登場人物たちの魂の芯の部分と、その生の中で獲得した個性の振り幅が、非常に魅力的です。
    例えば、それまでどこか読めなさというか、恐ろしさを纏っていたコーコも、過去生でも現代でも、普通の少女としての面を持っていたことが表現されている。
    魂の持つ性質と、生きる上で形成された個性と、役割(神官とか)によって特定の人に見せている面。
    一面的でない人々の営みやドラマを、非常に魅力的に見せてくれる作品ですね。
    素晴らしいです。

    いつになっても最初の女に心を奪われがちなのが男という生き物なので(偏見)、未だレイへの愛しさに引っ張られている僕ですが、はぁ、まだ2巻ですがみんなに幸せになって欲しい。特に娘としてのレイに幸せになってほしさが募る。
    今まであまり経験のない角度から、キャラクターへの愛しさを掻き立てられているような気がします。

    本巻でなぜか涙が止まらなかったのが、182ページ、父親と工房のオヤジが重なるシーン。
    何だったんだろうな、リハネラへの想いもあるのだが、なぜかここが一番来た。
    自分でもちょっと言語化できないところですが、書きながらちょっと涙腺が緩んでます。
    なぜ……?

    最後に気になる点をひとつ。
    過去生のコーコが、利他的というか全体のためになるような振る舞いを重視しているような気がして、ちょっと気になっています。
    「人間としての正しさ」らしさはあるので、特に物語に絡んでこないかもしれないですが、何かあったら、面白いな。

  • ヴァンの過去生を体験して互いの事情を報告し合う風太と鉱子
    ヴァンはヴァンの目から見た事実しか判らなかった。だから魔女が何をしていたかなんて知らなかった。同様にフォンも神官ストナがどれだけ配慮してどれだけ悩んでいたかなんて知らなかった
    でも、知らなかったという意味では鉱子もフォンやヴァンがどんな事情を抱えていたかなんて知らなかった

    因縁を持つ二人が互いに過去生を体験し合う中で見えてくる見えなかった事情
    ただ、鉱子は先に幾つもの過去生を体験しているから、理解している最中の風太よりも互いの因縁を冷めた目で見ている。既に運命の残酷さを知っている

    この幾つもの過去生における関係の中で紘子は自身の体験を被害者的な視線で見ている。それはあまり間違っていないのだけど、そうなってくると風太の立場は加害者のものとなってしまうわけで
    フォンにもヴァンにも見えなかった真実を知った風太のショックを受けた顔があまりにも……

    意外だったのはここで鉱子が少し怯んだように見えたことか
    また、風太が何日も寝込んだと知れば見舞いに来てしまった。おまけに下着を見られて号泣……
    いや、本当にこれらの姿は意外としか。第一巻における中学生とは到底思えない激しさを湛えた姿とはあまり一致しない
    これはフロウの話を受けたあとの様子も同じ。
    こういった姿を見るに鉱子という少女は生来きちんとした優しさを持った少女なのだろうと判る
    だからこそ、どうしてフルトゥナの魂を持つ風太にここまで執着するのか見えてこないのだけれど

    第四章フロウ
    前2つの過去生が血腥さに満ちていたのに比べこちらの話は平穏そのもの。
    どちらかというと第三章を受けての人間関係の変遷が面白い
    ほぼ初対面で何も繋がりなんて無いし、身分も違うのに楽しく酒を呑んだ三人の様子には胸が熱くなりますよ……

    印象深いのはロカの行動。占い師の彼女は他の過去生を感じ取ったがために自分とフロウの間に横たわる因縁をどうにか解消しようとした
    それは結局叶わなかったけど、こういった人物がこの時点で登場した点はかなり大きな意味を持っているように思える

  • 寝る直前まで読んでいた。
    そしたら僕まで、勝手に作った風太の過去生を夢で見ることになった。

  • コミック

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  • 登場人物は少ないはずなのに名前が爆発的に増えて、2巻目にして早くも混乱中。覚えもない過去に縛られて今の人格にも影響が出てきて、なんかいろいろと危うくてハラハラ。縁の業は深い。

  • 因縁の順が年代に沿っていないのは水上さんらしくて、好きです。
    はたして前世からの因縁というものがあったとして、そこから抜け出すこともそれとは違う因縁が生まれると言うことも、良く分からない、この手触りを、何かえらい理知的に漫画にされているようで、やっぱり咲が気になります。

  • えええ,結局そんな結末になっちゃうの?

  • いろいろわかってきた。仕掛け楽しみ。

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