それでも町は廻っている (12) (ヤングキングコミックス)

著者 :
  • 少年画報社
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本棚登録 : 829
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784785951740

感想・レビュー・書評

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  • 第90話消された事件
    第91話まぬけな大晦日の過ごし方
    第92話ナイトストーカー
    第93話歩鳥はコタツで推理する
    第94話A・KO・GA・RE ロンギング
    第95話ユキコの剣
    第96話幽霊絵画
    第97話二少女漂流記
    第98話エピローグ

  • 終わりかと思ったびっくりしたー

  • ミステリ好きの女子高生嵐山歩鳥とその友人達、アルバイト先の商店街の面々が織り成す(基本)一話完結の漫画第12弾。

    本作もライトなミステリとユーモアを織り交ぜつつ、何と無くシニカルでアットホームな雰囲気を漂わせている。
    お色気担当(?)タッツンの露出多めなのが男子諸氏には嬉しいところか?

    高校生が主人公ではあるものの、何と言うか、接する人 達や身を置く空間が学園と離れていることも多く、学生時代特有の甘酸っぱさ、清々しさなどがあまり感じられないんだけど、キャラクターの魅力や居心地のいい世界観には自然と愛着が湧いてくる。

    ただこの漫画も、いよいよ終わりが近づいてきているのかもしれないなぁ、と思わせるエピソードが、本巻の最終話に載っていた。
    その名も「エピローグ」。

    本作は途中から時間軸が前後するような構成になっている。その中では主人公歩鳥が入学するタイミングから、卒業間近の3年生まで描かれている。
    ある年齢からずっと時間が動かない作品がある一方、この作品は確実に時間が経過していることを明示している。
    以前の巻末のあとがきにも、エピソードのタイムスケジュールをいつか公開できたら、という趣旨のことを作者が書いていたように、おそらく学園を卒業したら(3年間の時間がエピソードで埋まり切ったら)終わるであろうこの作品の有限性を、今回改めて意識させられた。

    終わるタイミングこそ作者次第だが、この物語は、ドラえもんやサザエさんのように、「いつまでも終わらない物語」ではないのだ。

  • 安定感!

  • 話題になったそれ町ニセ最終回収録!

  • 2013年の見納め漫画。いいとも、あぶさんと色んなニュースがあったが、最後の最後にまさかね。驚きました。
    冒頭にプロローグ、最後にエピローグを持ってくるなんて何て憎い造り。時系列シャッフルで成せる連載作品でありながら、他で見ることが出来ないこの巻で完結させたような造りには、寂寥たる想いが湧き上がらないといえば嘘になるが、それ以上に心に穴が空くような喪失感があるんだよね。
    のめり込んで読んできた漫画ほど。私の中で一部分になり、生活の一部だったんだよな。それほどまでに。いずれ追う楽しさも、読む喜びも待ち焦がされるもどかしさも出来なくなるのかなぁ…。
    名作の作品ほど物語の面白さ以上にこういう気持ちにさせてくれる。
    だから、「それ町」は素晴らしい漫画で、だから、もうちょっとだけ続くというこの世界を大切に読んでいきたい。

  • 時系列表をついに作る時が来た! …のかと。あーだまされたwww
    「もうちょっとだけ」は修飾的なアレであることを祈ります。永遠の学園祭ならぬ、永遠の商店街。

  • 安永先生初登場
    最終巻!

  • イヤーー、良い最終回だった。
    時系列バラバラでやってきた今作も、一つ目は入学式で最後がエピローグ。綺麗に収まって……

    などと!!
    今巻は、裏というか見た目というか、それと違うのがテーマかな?ぱっと見と違う。外見と違う。

著者プロフィール

1977年生まれ、福井県出身。
2000年、『ヒーロー』でアフタヌーン四季賞秋の四季賞を受賞しデビュー。
2005年から『それでも町は廻っている』の連載開始、2010年にテレビアニメ化、2013年に第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。『木曜日のフルット』『外天楼』『ネムルバカ』など、幅広いジャンルを手掛ける。『天国大魔境』が「このマンガがすごい! 2019」オトコ編第1位にランクイン、2023年4月よりテレビアニメも放送された。

「2023年 『天国大魔境(9)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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