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- Amazon.co.jp ・マンガ (174ページ)
- / ISBN・EAN: 9784785953058
感想・レビュー・書評
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絵がけっこう色っぽかった。
ちょっと思ったのと違う本だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
琴葉とこ、商業単行本マンガの二作目。村上かつら「Hatch」と読み比べてみたいところ。恋愛経験のない適齢期の主人公のOLが飲み会をきっかけにパートナーというものを具体的に意識し始めるという導入部も共通している。本作は「Hatch」よりも主人公の年齢が若いせいもあり、展開もナイーブで、心理的な描写が中心で、結末もオープンエンド。主人公が恋愛に対して積極的になれなかった心理的な理由も、「Hatch」に比べるとほのめかす程度にとどまっている。主人公以外のキャラクター視点にあまり実感がないように思われるために、主人公に共感しやすい立場以外の読者を遠ざけているようにも思われる。しかしまるっこい描線には魅力と色気があり、主人公の感情描写はおもしろい。ふるい短編小説、たとえば一葉の「たけくらべ」などをこのタッチで読んでみると意外とはまりそうな気がする。今後の作品に期待したい。
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