スーパー・カルテジアン・シアター 2巻 (ヤングキングコミックス)

著者 :
  • 少年画報社
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本棚登録 : 20
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784785960483

作品紹介・あらすじ

御櫛田春月は初恋の相手・筥﨑君にに告白、そしてOKをもらう。
幸せな学園生活になると思いきや次の瞬間になぜか筥﨑くんの脳内に移動、好きな人を操縦することに…!?
ハチャメチャSFラブコメディ最新刊!

感想・レビュー・書評

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  • たまたま購入した雑誌にこの漫画が新連載として載っていて、好ましく面白そうだったので単行本で追いかけることにした。この作者の漫画は昔エロ漫画雑誌で読んだことがあって、過激なギャグが面白かったし、刺激的な漫画を描く人だと思っていた。

    だけど、2巻まで読んで少々うんざりしつつ、続刊の購入はやめることにした。

    基本的にこの主人公の女の子の、粗雑で善意のない発想と行動は笑えないし楽しめない。露悪的な言動を弄することが一番かっこよくて物事がわかっている、というような世界観には同意できないし、正しくないことだろう。

    ややネタバレ的にこの物語を説明すると、宇宙人らしき存在が、何らかのアクシデントかあるいは意図があってか、主人公の女の子が意中の男子生徒に告白したその時その場所で、事故らしきことを起こし、男子生徒を損傷させ、常識的には回復不可能な程破壊(?)してしまう。その宇宙的な存在は責任を取って男の子を治療しようとするが、時間がかかるのでその間、男の子そっくりの生体ロボットを作って、なぜか小さくなった女の子がコクピットにいるナビゲーターロボとやり取りして操縦しながら、男の子の日常生活を維持しようとする。1・2巻ではその生活上のドタバタがギャグを交え描かれている。

    例えばあるシーンを引用して再現すると、こんなやり取りがある。

    主人公の女の子(あくまでも男の子を操縦している)「え…じゃ なにこれって もしかしてさらわれた!?」
    誘拐者のおばさん「その通りよ」
    女の子「きゃーっ!マジか!ラチられたんだ!うーわ 正視できないような拷問されたりするんだ!」
    おばさん「え…ちょっと」
    女の子「そこまで恨まれるほど外道や屑じゃないのに!カラダのいろんな穴にいろいろ突っ込まれたりその様子をネットで拡散されたり!うーわー」
    ナビゲーターロボ「どうしてちょっと楽しそうなんですか(汗)」
    おばさん「するか そんなこと!」

    …うーん、あまり面白くないし笑えない。何らかの元ネタもあるんだろうけど、どっちにしろ、意味もなく露悪的でいちびっているだけに見える。

    最近は安易に他人のことを、クズ、屑と呼んで貶めるのがはやりのようだが、馬鹿げているとしか思えない。こういう言葉を日常的に使って意味があると考えている人は結構いるようだが、自分自身はどんな素晴らしい優秀なすごい人間だと思っているのだろうか。自分自身をこの言葉で呼ぶ人間もいるようだが、結局は他人に対するこのような見方、考え方を肯定していて、その論理に乗っかっているという事だから、悪質さ、大きな悪意を持って生きているという点では全く変わらない。

    こういう言葉を漫画やメディア作品のタイトルに使っている時点で、もう見るべきものは何もない物語になるだろう。

    最近は日常的に悪意と悪徳を発散させ、それがかっこよくて正しい事のように言い張り思い込んでる、商業ベースの表現・物語が非常に多くなっているように感じる。

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