- 少年画報社 (2018年11月30日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (232ページ) / ISBN・EAN: 9784785963446
作品紹介・あらすじ
関ヶ原戦中に異世界に迷い込んだ島津豊久は織田信長や那須与一と共に漂流者としてエルフやドワーフを仲間に加え国盗り中。
一方人類廃滅に向けて着々と進軍する黒王軍は漂流者を追い詰める画策に出る!?
歴史上の英雄たちが繰り広げるヒロイックバトル激動の最新刊!
感想・レビュー・書評
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79冊目『ドリフターズ⑥』(平野耕太 著、2018年12月、少年画報社)
いよいよ天下分け目の大戦。圧倒的な戦力を誇る黒王軍を撃ち破ることは出来るか?
最高速度を保ったまま突入したクライマックス、益々物語は盛り上がる!
〈命 捨てがまるは 今ぞ ‼︎〉詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
紫はいいこと言うね、「さだめなどない、思考を自動化するな」と。
普通主人公が殉じようとしてるときには出てこないセリフよな。
ドラゴンに乗ったり、なんか最後に波乱があったりと楽しい巻である。 -
文句なしに面白いんだが、6巻が出たのが2018年11月で、来月に7巻が出ると。なんだこの発刊のペース。続きが気になるのに。
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決戦、そして死戦の関ケ原。天下分け目の戦の決め手は、やはりなぞったかのような寝返りでした。
さぁ、再びの捨てがまり。
行く前の豊久のアオリがべらぼうによい。
「百代末まで童が語るど」「ゆかいな村祭りなんぞできるど」
煌びやかな装束や勲章がほしいのでなく、ただただ語り継がれるものになれればいい。村祭りで踊り語り継がれても、本当の豊久たちの姿は消え去っているだろうけど、そこにいたということが残れば。それが誉れである。
おお、かっこいいな。
自分自身が納得する死に様は、すなわち生き様。それを求めて戦い続けた土方の前で、とことん披露する豊久。
廃棄物になった根源を無遠慮についてくるからには、どうすべきか。豊久殺しても、虚脱するだけな気がする。
覚醒というか、復活するハンニバルと、戦場へ突入する菅野。
関ケ原じゃなかった、マモン間原の戦の終わりは、何の始まりになるんだろうねぇ。 -
本当に禍々しい敵が上手い。戦場の緊張感がやばい。台詞回しも絵もかっこいい。
光秀と信長とか、義経と与一とか、因縁的なのもワクワクしてたまらない。
豊の負ける気ないけど負けたらごめんの、しくじってないの、「であるか」とは何じゃだの、実に気持ち良い武者っぷりがかっこよくて。なんだろう、死に急いでいる、独特の死生観がなんかすごく魅力的だよね。
切腹したいって言ったり、断られたらそれはそれで合戦だから仕方ない、みたいな。
そんな豊に対する信と与一の立ち位置もすごくいい。全部かっこいい。 -
防衛戦。
ここにきて豊久の精神性を問われる展開になる。
功名餓鬼と自称するが、かつてとは違い立場的にも味方の精神的支柱としても大きい存在になった以上、自爆を選ぶ「思考停止」は間違いだというのが「魂を自動化するな」という言葉なんだろう。
計算しているのかどうかはわからないが、ほぼ一巻ごとにシークエンスが切り替わってるような構成なのはちょうどいいテンポで読みやすいなぁと改めて思った。 -
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相変わらず、作品が発する熱量がすごい。
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『ドリフターズ』最新巻!
2年ぶりの新刊、とうとう11/30発売! -
一発ッ、それが重いッ
読み切りならば、この重さに驚きはすれど、戦慄までは至らない
平野先生の何が怖いかって、この重い一撃、その強さを連載で維持、いや、話が進むごとに上げている点だ
間違いなく、平野先生も、平成を代表する、怪物的な青年漫画家の一人であり、令和でも、その名を轟かせる事になるはずだ
それだけの漫画家が描いているのだ、多少、刊行ペースがゆっくりである事くらい、我慢できる・・・するしかあるまい
実際、この(6)も気長に待っていた甲斐があった、と平野先生や担当編集者さん、いるかどうかは分からんが、アシスタントさんに感謝したくなった
怒涛、と表現するしかない、予想外の展開で、(7)への期待が高まっている
きっと、平野先生は、私の期待以上の一撃をくれるだろう
ライバルである、内藤泰弘先生や水上悟志先生の漫画にも感じられる事だが、平野先生の漫画もまた、「人間」そのものが描かれている
これは、平野先生たちが、自分達がどういう人間になりたいか、どうやったら、そうなれる生き方が出来るか、を漫画を描く事で模索し、足掻いているからか
この『ドリフターズ』に、どうして、それを感じるか、正直、この(6)まで読んでも、私はまだ、明らかに出来ていない
全力舞をぶつけている故に綺麗ではない絵柄なのか、主人公である豊久を筆頭にしたヤバいキャラなのか、息も吐かせぬハイテンションなストーリーなのか、それら全てをごった煮にして生じた「何か」なのか、よく分からない
ただただ、圧倒される漫画だ、この『ドリフターズ』は
戦い方、勝ち方、生き方、そして、死に方が激烈に描かれ、読み手の心に轟いてくる
信長をこの負け戦から、次のチャンスの為に生かすべく、無事に逃がす
必死となる役目、殿に名乗りを上げたのは、ずっと、この機を待ち望んでいた豊久
戦の中で、戦人として戦い、足掻き、楽しみ、狂い、死ぬべく、これまで生きていた男だもの、彼は
自分の行動が、周りを悲しませるのも、怒らせるのも、豊久は承知している
けれど、彼も自分じゃ止められないのだ、この衝動は
そんな豊久のヤバさに感化されたのは、味方のドワーフ
豊久とドワーフは、死ぬのも承知で、敵陣へ自分達から突っ込んで行く。目指すは、大将の首
敵陣の中で自分達が、真っ直ぐ、勢い任せで、頭の首を獲るべく動けば、相手を混乱させ、信長らを追えなくでき、彼が逃げられる可能性は高まる
命を燃やし尽す彼の特攻に、土方歳三の心、いや、魂は揺さぶられてしまう
自分がしたかったのに出来なかった、心から笑える、狂った戦い方をし、そして、最後の一滴まで絞り尽くすほどに戦って、もうダメだ、と感じたら、潔く、相手へ命を奪え、と言える、憧れの武士らしい死に方を選ばんとする豊久に、土方はキレ、その怒りは豊久の命を奪おうとした雑兵へ向かう
ある意味、裏切りな訳だが、この展開は、やはり、豊久は、ここで死ぬべき男じゃないからか
そして、混迷し始めた戦場に、また一人、ヤバい奴が近づいていた
いつになるか、は分からんけど、ほんと、(7)が待ち遠しい
この台詞を引用に選んだのは、人の上に立つ者に必要な事だな、これは、と感じたので
部下が仕事で成果を出したなら、褒める。これが出来ない上司からは、人が離れていくものだ
私は出世する気がないにしろ、私が書きたい小説の主人公は、王様としての立場にもいるので、信長のように過ちをさせないようにしたい
また、豊久のように、信長を蹴り飛ばせるキャラも登場させたいものである、チャンスがあれば
「なんじゃあ!?そん態度は、ああ、貴様!!おいを、仮にも大将ばしたがは、きさんではなかがぁ!!そん大将ば、手づから手柄ば上げち帰ったいうに!!『であるか』とは、何じゃ、てめえぇぇ」(by島津豊久) -
豊久はそう簡単には死なないと信じてる!ドワーフ仲間も減ってしまったけど一緒に殿つとめた仲だし、また信に会いに行っちゃって〜
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凡百の同系統の作品と絶妙に一線を画していて、そのギリギリのバランス感覚をヒラコー節と呼ぶ。
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スーパー面白いけど次の巻が出るまで地獄だわ。。。
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黒船の到来から、幕藩体制への信頼が揺らいでくると
武士を気取りたがる百姓・町人の子弟たちがつぎつぎに決起を起こした
かっこよくて女にモテそうだかんね
松下村塾の久坂玄瑞や、新撰組に集った面々がその代表といえるだろう
土方歳三も百姓の出身だった
創作物に登場する土方は
あくまで一種のロマンチストとして描かれることが多い
そりゃ実際のところはわからないんで、別になんの文句もないが
しかしこの漫画では、武士として死ぬことがかなわず
島津豊久への嫉妬に焦がれながら
メソメソメソメソして
先に死んだ仲間の幽霊に身辺を守ってもらって
何がしたいんだかわからない
戦には勝たねばならぬと考えてしまうそのまじめさが
武士の本懐から彼を遠ざけているのだろうか -
コミック派の私には一年半ごとのお楽しみ。今回の戦闘としては中盤戦。三馬鹿が良い感じに狂気を抑えあって、何故かさっぱりしている関係性になっているのを強調したシーンが印象的だった。個人的にはもっとドロっとしててもいいんだけど、ドリフターズはさっぱりしたまま行くのだろう。木苺じーさんのファンなので、次の活躍を楽しみにしている。
平野耕太の作品
