- Amazon.co.jp ・マンガ (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784785974978
作品紹介・あらすじ
関ヶ原戦中に異世界に迷い込んだ島津豊久は織田信長や那須与一と共に漂流者として
エルフやドワーフを仲間に加え、国盗りしていたが、人類廃滅に向けて着々と進軍する
黒王軍に追い詰められ、豊久は信長を廃城に退かせてドワーフ軍と共にしんがりに。
多勢に無勢、瀕死の豊久は土方と対峙。もみ合う二人の前にはもう一人の大暴れ男・菅野直が
現われて!?歴史上の英雄たちが繰り広げるヒロイックバトル激動の最新刊!
感想・レビュー・書評
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80冊目『ドリフターズ⑦』(平野耕太 著、2023年8月、少年画報社)
約5年ぶりとなる新刊。このまま未完で終わるのではないかと思っていたが、まだ続いていたようで嬉しい限り。体調に気をつけながら、なんとか完結まで持っていって欲しい。
さて、土方と菅野、2人の「新撰(選)組」の出会いをきっかけに物語はこれまでとは違う展開を見せ始める。意外なキャラ同士の掛け合いが楽しい。
〈行け〉 -
タイトルだけでは何の漫画か想像できない作品である。本書のドリフターズとは異世界からの漂流物・漂流者のことである。関ヶ原の合戦で孤軍奮闘した島津豊久はエルフなどのすむ異世界に漂流させられる。その世界には織田信長や那須与一も漂流していた。
古代カルタゴの名将ハンニバルやローマのスキピオも漂流者である。敵方の「廃棄物」にもジャンヌ・ダルクやラスプーチンとそうそうたる顔ぶれで、歴史上の人物のオールスター戦という想像力をかきたてる物語になっている。
『ドリフターズ 7』ではマモン間原の戦いの敗戦後が描かれる。大日本帝国軍人が島津豊久に命の大切さを語ることに違和感がある。万歳突撃や特攻など命を最も粗末にしたイメージである。それでも戦国時代の武士に比べればまだ命を大事にしていたのだろうか。
源義経は戦争の天才であり、残酷である。『鎌倉殿の13人』の義経とも重なる。伝統的なヒーロー像から脱却している。
スキピオは関ヶ原の合戦を布陣から結末を予想する。布陣だけでは西軍が東軍を包囲しており、西軍が優位に見える。しかし、スキピオは単純に考えない。戦争はゲームではない。陣形だけでは決まらない。 -
5年ぶりの新刊!
6巻のヤバい展開から、何か一気に流れが変わったぞ。
あの人たちが黒王軍から離脱したり、
漂流者たちも合流したりで、戦略も変わってくる感じ。
ガアノ知ってるとは平野先生、さすがです。
また、廃城の眼鏡クンたちも兵站や後方支援等、
良い仕事しているのが描かれて、良かった。
城については詳しくないから、廃城って何処の城なのかが
分からないし、気になるところ。大坂城?
って、次はまた5年後・・・なのかな?それが心配なんですけど。 -
何がなんだか分からないけど面白いよ!バカ万歳!
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久しぶりの新刊。久しぶり過ぎて前巻で何処まで話が進んでいたのかまったく思い出せなかった。
島津豊久と菅野直の二人が絡むと騒がしいことこの上ない。 -
このワクワクを5年に一度しか味わえないなんて、もはやそれは拷問だろ。
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いやもうサイコー。6巻がいつ出たかどーでもいいくらいサイコー。しかし、物語自体はようやく序盤が終わりかけって感じなので、本当に終わってくれるのか超心配。
(他の有名所のセンセがあちこち身体や精神壊し始めてるからなあ...無理してほしくないけど、それで未刊のままってのもツラい) -
5年ぶりの新刊を読み終わった最初の感想が「次の巻、はよ読みてぇ」なの、本当にすごくない?引き込まれまくる。
史実でも新撰組と飛行機乗り大好きなのでもうおなかいっぱい、幸せ。菅野が新撰組のことを語って総司が黒猫にゃーして、最高よ。
土方の離反と、義経の離反がイヤにあっさりだったけど、義経とおじいちゃんのペアが微笑ましすぎてイイ。
黒王軍の食糧事情とか、読みながら「ああ、確かに!」って思うところがたくさんあって戦略知略って面白いすごいーってなります。
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