- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784787200471
作品紹介・あらすじ
地域の情報拠点・読書施設であり、各県の知的遺産保存などのきわめて重要な役割をもつ県立図書館は、地方自治の中心施設として、インターネット時代に対応した住民サービスをさらに徹底し、住民の参加によって運営されなければならない、と提言する。
感想・レビュー・書評
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時に激しい調子になるほど熱を込めて、図書館について様々な角度から論じられている。
県立図書館の立ち位置やレファレンスについて、地方行政との関わりなど、わかりやすく参考になった。
ただ…細かいところをつつくようなのだけど、離れた職の身分証を使ってどうこうしたというのは、講演でちらっと話すのはともかく本にまで収めるべきではないのでは…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今の自分には難しいことばかり。でも勉強になった。
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公共図書館中心の内容だったが、大学図書館にもいかせそうな面もあった。レファレンスサービスに関する内容が豊富で、実践的な内容のみならずサービスの位置づけが定義されており納得させられた。図書館での各種サービスは常に社会の中での位置づけを考える必要がある。
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自分の趣味の本ばかりではなく、こういった本も読まねばなるまい。
ぼやぼやしつつも、死ぬまで勉強である。 -
知識の共有から、新しい知恵の創出へ。
21世紀は知識の時代。
IT基本法に先立ち、国は教育の情報化プロジェクトを発表し、2005年までに公立小学校、中学、高校のすべての教室にインターネットを接続することを掲げたが、あまりうまくいかなかった。
アメリカではスーパーハイウェイーの上に走らせるコンテンツとして図書館と文書館の資料のデジタル化とインターネット上での公開を進めている。アメリカ議会図書館のアメリカン・メモリーがその一例。誰でもアメリカの建国以来の文書や写真をデジタル化して読んだり、見たりできる。
知識の蓄積に必要なのは読書。
Google Booksも図書館のレファレンスに活用できる。