まちづくりと図書館 人々が集い、活動し創造する図書館へ

著者 :
  • 青弓社
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787200761

作品紹介・あらすじ

これから迎える成熟社会では、経済は低成長だが、精神的な豊かさや生活の質の向上を求めるような平和で自由な安定が求められる。
そこでは、政治、経済、文化、社会、環境などの地域の問題を解決するために、すべての人が参加し、話し合い、知恵を出し合ってよりよい社会へと変えていくようになる。

そうしたまちづくりに密接に関連するのが、図書館である。
図書館は社会のなかにあり、社会的に活動するための施設である。例えば、住民個々の幅広い要求に応えて、県立・都立図書館や国立国会図書館などから資料を迅速に取り寄せ、提供することも機能の一つだ。さらに、人々が集い、活動し、創造して、その成果を地域社会にもたらす支援施設にならなくてはならない。

帯広市、青森市、白河市、上田市、藤枝市、明石市、豊後高田市、諫早市、大牟田市などの公共図書館の基本計画に関わったりサービス・事業の提案をしてきた著者が、少子・高齢化社会に適合する図書館のあり方を具体的に提言する。

人々が集まる図書館をまちづくりの中心に!

目次
第1章 まちづくりと図書館の関係
 1 まちづくりとは
 2 文化のまちづくりで成果をあげている町
 3 文化施設による社会的包摂の試み
 4 まちづくりへの関心の高まり
 5 図書館とまちづくりの関係
 6 低調な図書館界のまちづくりへの関心

第2章 まちづくり、中心市街地活性化事業と図書館
 1 まちづくり、中心市街地活性化基本計画の枠組み
 2 図書館の建設などを事業として予定している基本計画
 3 基本計画に記載された図書館事業
 4 2期、3期にわたり事業に取り組む自治体
 5 まちづくりにおける図書館の位置付け

第3章 基本計画に見る図書館のサービス・事業
 1 既存の図書館が計画するサービス・事業 
 2 新設図書館が計画するサービス・事業
 3 図書館に関連した取り組み
 4 新図書館建設のための図書館計画に見るまちづくりと図書館
 
第4章 図書館関係事業の評価
 1 最終フォローアップ報告書
 2 図書館に関する事業の評価
 3 図書館の経済的な波及効果
 4 図書館の事業効果
 5 最終報告書のその他の記述に見る図書館
 6 中心市街地活性化事業検討のまとめ

第5章 まちづくりから「成熟社会」のなかの図書館へ
 1 まちづくりに取り組む図書館へ
 2 図書館のサービス・事業と地域
 3 集い、活動・創造する図書館へ向けて
 4 まちづくりにつながる日常的サービス・事業

第6章 人々が集い、活動・創造する図書館へ
 1 到来する「成熟社会」とは?
 2 集い、活動・創造する図書館へ

感想・レビュー・書評

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  • 053 | 202103 | 特集:これからの図書館と建築家 - 建築討論 - Medium
    https://medium.com/kenchikutouron/053-202103-特集-これからの図書館と建築家-b2dfda654bb3

    まちづくりと図書館 人々が集い、活動し創造する図書館へ | 青弓社
    https://www.seikyusha.co.jp/bd/isbn/9784787200761/

  • 桃山学院大学附属図書館電子ブックへのリンク↓
    https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000103964

    M-Portで事前登録が必要です。
    ◆学認からログインしてください。

  • 第5章「成熟社会」のなかの図書館へ~第6章が非常に参考になった。

  • 【図書館の電子書籍はこちらから→】  https://kinoden.kinokuniya.co.jp/tit.library/bookdetail/p/KP00046445

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50257642

  • まちづくりの際に図書館も活用されるようになってきている。本書は、「まちづくり三法」に基づき自治体によって策定された中心市街地活性化基本計画を通覧し、図書館の役割を検証した図書。計画が立てられた自治体では、図書館は高い評価を受けているとのことだった。
    基本的にはまちづくりに図書館は積極的に関わるべきということと、資料収集も含めレファレンス業務をきちんとすること、があげられていた。

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著者プロフィール

1948年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業後、東京都立中央図書館勤務、特別区協議会調査部、東京都企画審議室調査部をへて、昭和女子大学へ。現在、昭和女子大学名誉教授。著書に『レファレンスと図書館』(皓星社)、『図書館のこれまでとこれから』『挑戦する図書館』『調べるって楽しい!』『これからの図書館・増補版』『図書館の可能性』『文科系学生の情報術』『世界文学をDVD映画で楽しもう!』『DVD映画で楽しむ世界史』(いずれも青弓社)、共著に『図書館概論』(学文社)、『触発する図書館』(青弓社)、編著に『読書と図書館』(青弓社)など。

「2021年 『まちづくりと図書館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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