犬像をたずね歩く

  • 青弓社
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787220776

作品紹介・あらすじ

人を助けた犬、学校犬、奇跡の犬、伝説の犬、信仰の犬……像になった犬は、飼い主や地域の人々との信頼関係と親密な時の経過を全身で表現し、なかには伝承から畏れを感じさせる像もある。人々の思いと物語が結晶した約100体をカラー写真210点で紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 『犬像をたずね歩く』|感想・レビュー - 読書メーター
    https://bookmeter.com/books/13073732

    犬派にオススメ! 忠犬60匹の感動ストーリーを紹介した『全国の犬像をめぐる』 | ニュース | Book Bang(2017年6月15日)
    https://www.bookbang.jp/article/533447

    数奇な縁から犬と家族になり犬像の本を出版した写真家 – ニッポン放送 NEWS ONLINE(2018-01-10)
    https://news.1242.com/article/134141

    『一心一写』 放浪の写真家、青柳健二の旅写真ブログ
    https://asiaphotonet.cocolog-nifty.com/

    犬像をたずね歩く あんな犬、こんな犬32話 | 青弓社
    https://www.seikyusha.co.jp/bd/isbn/9784787220776/

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    かおるひめさんの読書備忘録から

    狛犬も犬像かしら?

  • 日本各地にある犬像には、犬と人との物語が内在している。
    約100体をカラー写真で紹介し、込められた32の物語を紐解く。
    ・本書に登場する犬像の所在地 東日本・西日本
    第1章 人を助けた犬 第2章 学校犬 第3章 人と一緒に歩く犬
    第4章 ユニークな犬像 第5章 奇跡の犬 第6章 日本犬
    第7章 古代の犬 第8章 史実の犬の墓―明治まで
    第9章 伝説の犬 第10章 信仰の犬 第11章 鳥や岩になった犬
    第12章 歴史上の愛犬家たち 第13章 お犬さま
    章によってはその他の重要な犬像も紹介。
    参考文献一覧有り。

    その地域で語り継がれる犬と人との32の物語。
    前作「全国の犬像をめぐる―忠犬物語45話」から
    更に旅を続け、巡り会った犬像とその物語を紹介しています。
    郵便犬ポチの献身。介助犬のシンシア。
    学校の内外から愛された学校犬たち。
    旅人や街道の人々に助けられ、慈しまれた代参犬。
    星になったチロは、かつて感想文の課題図書になったことも。
    忠犬ハチ公の試作の石膏像には数奇な偶然があった。
    怪物や大蛇退治の伝説の犬たち。弘法大師を案内した犬たち。
    他にも消防犬、セラピードッグ、盲導犬、案内犬とガイド犬、
    縄文時代の犬像や古墳の埴輪、愛犬家たち等々の物語が。
    最終話のお犬さま修復プロジェクトは民俗の継承として、
    是非成功させて欲しいと思います。
    そして、物語に内在する人と犬との結びつきと想いが、
    遥か古代から現在まで、石像で残されていることに感動。
    どの石像も個性があってステキです。

  • 犬が大好きなので、誕生日プレゼントにこの本買いました!
    かわいらしい犬像の写真に加えて、各地の犬像にまつわる伝承を分かりやすく伝えてくれています。
    それにしても、犬の忠義を猟の邪魔と早とちりして、愛犬をすぐ殺めてしまう飼い主って何??アホなのか。本当ならば許せん。
    まぁでも、役に立たなくなった猟犬を、平気で山に捨ててゆく最低な猟師は今も沢山いるみたいですね。
    犬はどこまでも純粋で、損得勘定無しで主人を愛してくれるのに。人間て嫌だな、、
    でもほとんどはこの本に掲載されてる話は良い話。犬の素晴らしさに泣ける。
    この本の犬像全てに会いたくなる。犬好きにはただただ嬉しい本です。

  • 「あんな犬、こんな犬32話」で、「全国の犬像をめぐる」の続編です。

    約100体の写真が掲載されていますが、趣があるものから近代的なものまでいろいろです。機会があれば、訪れてみたいものです。

  • <目次>
    第1章  人を助けた犬
    第2章  学校犬
    第3章  人と一緒に歩く犬
    第4章  ユニークな犬像
    第5章  奇跡の犬
    第6章  日本犬
    第7章  古代の犬
    第8章  史実の犬の墓~明治まで
    第9章  伝説の犬
    第10章  信仰の犬
    第11章  島や岩になった犬
    第12章  歴史上の愛犬家たち
    第13章  御犬さま

    <内容>
    数年前に買った『全国の犬像をめぐる』の第2弾になるもの。写真家の青柳さんは、車で全国を旅しながらこうした伝説などを調べて歩いているらしい(本職は棚田などの風景写真か?)。今回も知らない犬の話が多く載っていた。周らないとね…。

  • なんとたくさんの忠犬たちがいるのだろう!(伝説や神話もあるけれど)
    著者も書いているが、室内で飼うことが増えてきた現代では、忠犬は難しくなってきたのかもしれない。まあ、忠犬でなくても飼い主にとっては大事な家族の一人なのだから良いのだが。

  • カラー写真が多く、像に纏わる伝説などが紹介
    犬と人との関わりにぐっときます。

  • 銅像の本は見たことがあったが、犬像は初めてだった。西郷どんの相棒のツン。聖徳太子と雪丸。日本の民話の犬。全国にある、あらゆる犬像の解説が載っている。死んじゃった時の半身の姿の像もあって、何で元気な時の姿を像にしてやらなかったんだろう⁈と思う犬もいた。世の中には、色々なことを研究している人がいるんだな。

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著者プロフィール

1958年、山形県生まれ。山形大学工学部卒、写真家。メコン川、中国雲南省、アジアの米などをテーマにしたのち、1999年から「日本の棚田百選」の撮影を始め、全国で棚田の写真展を開催する。2006年、棚田学会賞を受賞。2016年、認定心理士の資格を取得。著書に『全国の犬像をめぐる――忠犬物語45話』(青弓社)、『棚田を歩けば』(福音館書店)、『アジアの棚田 日本の棚田――オリザを旅する』(平凡社)、『日本の棚田百選――米も風景もおいしい私たちの「文化遺産」』(小学館)、『メコンを流れる』『メコン河――アジアの流れをゆく』(ともにNTT出版)、共著に『花咲う――被災地の櫻と復興』(廣済堂出版)、『復活への記憶――東北ふるさとのアルバム』(マガジンハウス)など。2013年から「旧暦棚田ごよみ」(NPO法人棚田ネットワーク)を毎年発行。

「2018年 『犬像をたずね歩く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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