ベルリン・オリンピック反対運動 フィリップ・ノエル=ベーカーの闘いをたどる

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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787220899

作品紹介・あらすじ

ナチスが大々的に関与して国際政治の抗争の場になった1936年のベルリン・オリンピックについては、ドイツの政治・外交との関係や宣伝・映像・芸術の実態など、様々な角度から論じられてきた。

このオリンピックに対してイギリスは反対運動を展開したが、その実像は明らかにされてこなかった。そこで本書では、まず反対運動でイニシアチブを握ったイギリス労働者スポーツ協会の活動を史料から掘り起こす。さらに、フィリップ・ノエル=ベーカーとウォルター・シトリーンの2人に焦点を当てて、彼らの理念や抱えた矛盾も踏まえて反対運動の内実を照らし出す。

バルセロナ人民オリンピアードとの距離感、オリンピック憲章擁護の闘い、ナチ・スポーツ独裁批判――オリンピックという巨大イベントにそれぞれの立場から反対運動を展開した歴史のアクターを追尾し、現代のオリンピックの問題点をも浮き彫りにする。


目次
序 章 なぜベルリン・オリンピック反対運動を研究するのか
第1章 イギリスのベルリン・オリンピック反対運動
第2章 ノエル=ベーカーによるオリンピック憲章擁護の闘い
補 論 ノエル=ベーカー文書に収められた亡命者のナチ・スポーツ情報
第3章 ウォルター・シトリーンのナチ・スポーツ独裁批判
終 章 イギリスのベルリン・オリンピック反対運動の思想と行動

著者プロフィール

1958年、長野県生まれ。武蔵野美術大学教授。専攻はイギリススポーツ史。著書に『イギリス労働者スポーツ運動史――一九二三―五八年』(青弓社)、共著に『スポーツ・健康と現代社会』(武蔵野美術大学出版局)、『体育・スポーツの近現代――歴史からの問いかけ』(不昧堂出版)、『幻の東京オリンピックとその時代――戦時期のスポーツ・都市・身体』(青弓社)など。

「2020年 『ベルリン・オリンピック反対運動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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