ナチス・ドイツのクリスマス ナチス機関誌「女性展望」にみる祝祭のプロパガンダ

  • 青弓社 (2024年12月11日発売)
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本 ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784787221056

作品紹介・あらすじ

官製女性雑誌「女性展望」の記事と写真を精読してナチスがゲルマン的祝祭と位置づけて民族主義を煽動したクリスマスを検証し、戦意高揚を企図して女性に銃後の役割を強要しながら女性の社会活動や家庭・家族のあり方を規制したプロパガンダの実態を分析する。

感想・レビュー・書評

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  • 『ナチス機関誌「女性展望」を読む 女性表象、日常生活、戦時動員』 桑原ヒサ子 著 | 敬和学園大学 新潟県新発田市にあるリベラルアーツ大学(2020.09.29)
    https://www.keiwa-c.ac.jp/publication/related/2020-09-29-59408/

    桑原ヒサ子先生に敬和学園大学名誉教授の称号が贈られました | 敬和学園大学 新潟県新発田市にあるリベラルアーツ大学(2021.10.02)
    https://www.keiwa-c.ac.jp/campusblog/student/campusblog-87880/

    【新刊試し読み】桑原ヒサ子『ナチス機関誌「女性展望」を読む』「はじめに」先行公開|青弓社
    https://note.com/seikyusha/n/n0e25829ddc65

    ナチス・ドイツのクリスマス ナチス機関誌「女性展望」にみる祝祭のプロパガンダ | 青弓社
    https://www.seikyusha.co.jp/bd/isbn/9784787221056/

  • 政治的イデオロギーに利用され、民族意識のもとにゲルマン的祭事に上書きを試みられながらも家庭でのキリスト教的クリスマス習慣はなくならなかった
    豊かな時代も戦火に苦しむ時期も心の支えとしてあったクリスマス像を管制雑誌からも感じ取れる

  • 【本学OPACへのリンク☟】
    https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/725198

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著者プロフィール

1953年、東京都生まれ。敬和学園大学名誉教授。専攻はドイツ文学、ドイツ現代文化。著書に『ナチス機関誌「女性展望」を読む――女性表象、日常生活、戦時動員』(青弓社)、共著に『時代を映す鏡としての雑誌――18世紀から20世紀の女性・家庭雑誌に表われた時代の精神を辿る』(日本独文学会)、『軍事主義とジェンダー――第二次世界大戦期と現在』(インパクト出版会)、論文に「女性雑誌『コンスタンツェ』Constanzeが伝える敗戦後のドイツ人女性――結婚、シングルマザー、就労、法律」(「人文社会科学研究所年報」第16号)、「ドイツ人女性の戦後――「零時」からの出発」(「人文社会科学研究所年報」第13号)など。

「2024年 『ナチス・ドイツのクリスマス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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