- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784787231376
作品紹介・あらすじ
売春を性的奴隷としてではなく性労働としてとらえなおしてみること──売買春からセックス・ボランティアまで性労働の歴史とその現場に定位しながら、欲望の物語を不断に再生産する資本制システムからの決定的な切断点をさぐる先駆的な試み。
感想・レビュー・書評
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売春は労働である。
この視点を基本に各視点から論んじた本。
思考対象として深く自身の価値観を問うのに適した書籍。
歴史背景や文化そのものから今の世界を問う必要性を強く感じる。
単なる個人の価値観に終わらない。
思考が偏りやすいテーマだが、丁寧にそれをつむいだ良書。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
プロスティチュート・ムーブメントが問うもの/田崎英明
買春する体の生産/金塚貞文
売買春と資本主義的一夫多妻制/小倉利丸
快楽と生殖のはざまで揺れるセックスワーク/菅野聡美
労働としての売春と近代家族の行方/千本秀樹
日本の性産業で働くタイ女性たち/渡辺里子
売買春と労働をめぐって/「下館事件タイ三女性を支える会」有志による座談会 -
[ 内容 ]
売春を性的奴隷としてではなく性労働として捉えること―売買春からセックス・ボランティアまで性労働の現場に定位しながら、欲望の物語を不断に再生産する資本制システムからの切断点をさぐる。
[ 目次 ]
第1章 プロスティテュート・ムーブメントが問うもの
第2章 買春する身体の生産
第3章 売買春と資本主義的一夫多妻制
第4章 快楽と生殖のはざまで揺れるセックスワーク―大正期日本を手がかりに
第5章 労働としての売春と近代家族の行方
第6章 日本の性産業で働くタイ女性たち
第7章 買売春と労働をめぐって―「下館事件タイ三女性を支える会」有志による座談会
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