催眠術の日本近代

著者 :
  • 青弓社
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787231482

作品紹介・あらすじ

パラダイムの一大転換を迫られた明治期、科学とオカルトの境界に狂い咲いた催眠術。魅力といかがわしさとをただよわせ、明治の人々の心をつかんだ「術」の盛衰をたどり、民衆を「国民」として統合していく国家の軌跡を重ね合わせて解読する。

感想・レビュー・書評

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  • 催眠術は日本においては明治時代に外国から入ってきてとくに明治35年以降はブームと呼ばれるほどに一般に広がったという。この本に書かれていることはどれも知らないことばかりで驚いた。いまも霊的な身体行法を喧伝しそれを神秘化したレクチャーを生業とするものがいるけれど、この本に書かれた催眠術の歴史を知ると、そんな人は過去にたくさんいたとわかる。

  • 分類=神霊(心霊)研究・催眠術(メスメリズム)。97年11月。

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著者プロフィール

一柳廣孝(いちやなぎ ひろたか)
1959年生まれ。横浜国立大学教育学部教授。日本近現代文学・文化史。『〈こっくりさん〉と〈千里眼〉』(講談社)、『催眠術の日本近代』(青弓社)、『無意識という物語』(名古屋大学出版会)、『怪異の表象空間』(国書刊行会)。

「2022年 『「日本心霊学会」研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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