浮遊する「記憶」 (青弓社ライブラリー)

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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787232489

作品紹介・あらすじ

個人的なものでありながら、社会を結合させ分断させる記憶。その記憶をめぐる言説空間には何が立ち上がってくるのだろうか。記憶をめぐる問題群を多様な視点から検証し、私たちを揺さぶり、私たちに揺さぶられる記憶の政治性を照らし出す論考集。

感想・レビュー・書評

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  • 絵本、銅像、空間、歴史、物語などから「共同体」の記憶という問題を浮かび上がらせる論考集。
    野上元の「「戦争の記憶」の現在」と阿部安成の「記憶から歴史へ/歴史から記憶へ」は、自分のテーマとからめて考えることもできて、おもしろかった。
    村落共同体の中で、戦争の記憶を語らせたり、口ごもらせたりする「力」の存在や、記憶という言葉で語られ、共有される物語が、「国民」の枠を強化しつつ他者を生み出して排除する問題について考えることができた。

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著者プロフィール

1963年札幌市生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科退学静岡大学教育学部教授、博士(文学)大阪大学地域社会論、近現代文化史専攻著書に『写真家・熊谷元一とメディアの時代―昭和の記録/記憶』(青弓社)、『慰霊・追悼・顕彰の近代』(吉川弘文館)、『「家庭の味」の戦後民俗誌―主婦と団欒の時代』(青弓社)など。

「2017年 『まちづくりからの小さな公共性』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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