- 青弓社 (2019年1月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784787234469
作品紹介・あらすじ
スポーツによる地域活性化はどう進めればいいのか。能代市のバスケットボール、宇都宮市の自転車、北海道や福岡の野球――全国のスポーツまちづくりの事例を紹介して、ありがちな失敗を乗り越え、状況を改善する視点やポイントをレクチャーする。FAQも充実。
感想・レビュー・書評
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スポーツの盛んな街は、何が違うのか気になり読みました。
内容は、実例の紹介、登場担当者へのQAがまとめられていました。
地域に根ざすことから、お金が多く入ってくるスポーツしかダメだと思っていましたが、カーリング、ボブスレーなど商業ベース以外のまちづくりの在り方に感心しました。
自治体が、計画をたてるだけでは住民はついてこない。どれだけ住民を企業を巻き込めるストーリーと情熱が不可欠である。
これを成し遂げる自治体は本当に良い自治体だと思います。
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スポーツまちづくりの一冊。
最近のスポーツのビッグイベントの開催で大きく盛り上がる様子が見られますが、スポーツとまちづくりをつなげるためにどうすべきか、多くの事例を紹介しながら述べられています。
どのように進めるかにあたり、スポーツインフラ、社会的ネットワーク、事業性の3つのポイントを考えながら進めることが重要であり、本書では「スポーツまちづくりCUBE」とう考え方が紹介されており、多くの事例は、この3つのポイントをどのように解決していったか、どこが問題になっているかが明確になっています。
スポーツによるまちづくりを進めるには、その地域に適した方法があり、一朝一夕でできるものではありません。これらの事例を参考にしながら、まちづくりを進めていく必要があります。
▼スポーツまちづくりの課題
①地域活性化やまちづくりに向けて、既存のスポーツクラブやスポーツ施設などをどう生かせばいいのか(スポーツインフラの問題)
②スポーツまちづくりを進める体制をどう作ればいいのか(社会的ネットワークの問題)
③スポーツまちづくりの持続可能をどう担保すればいいのか(事業性の問題)
▼これからはスポーツ(特定種目の活動やクラブなど)をまちづくりのためのコンテンツとして扱う(消費する)だけでなく、スポーツの発展(参加人口の増加、クラブの経営拡大など)とまちづくりの進展を相互依存の関係として認識する必要がある。スポーツをコンテンツとして活用することが目的化してしまわないように、次の「バスケの街づくり」へと向かうべきだろう。
▼球団を誘致したり球団経営を支援したりすることがスポーツまちづくりを生んで都市の活性化につながるという実感が、両自治体の決定を後押ししたのである。
<目次>
第1章 スポーツまちづくりの枠組み
第2章 地元企業・団体のエネルギーを生かす!
第3章 地元で盛んなスポーツを生かす!
第4章 トップチームのエネルギーを生かす!
第5章 外発的開発のエネルギーを生かす!
第6章 ネットワークであれもこれも生かす!-組織を超えるネットワークが支えるスポーツまちづくり岡山県岡山市の事例
第7章 スポーツまちづくりのFAQ
第8章 スポーツまちづくりの進め方ー事例比較からのインプリケーション -
自治体の事例が詳細に分析されており、スポーツと地方創生の関係性が分かりやすくまとまっています。
大変参考になりました。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/721611 -
780-M
閲覧 -
岩月 基洋先生著
