- Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
- / ISBN・EAN: 9784787234735
作品紹介・あらすじ
食を自分のアイデンティティやライフスタイルとして捉える人々=フーディー。その言葉や存在は、TBSドラマ『グランメゾン東京』や三越伊勢丹運営の食メディア「FOODIE」、雑誌の特集で、日本でも知られるようになった。
高級店を訪れる一方、オーガニック食品やローカルフード、「手作り」にも引かれ、郷土料理やエスニック料理も味わう。「良い食べ物」を食べて学ぶことに強い関心をもつ彼/彼女たちの実態とは、いったいどのようなものか。
現代アメリカのフーディーの生活世界、セレブシェフへの熱狂、レストラン批評やフードブログの隆盛に、雑誌記事やテレビ番組、フーディー当事者へのインタビューから多角的に迫る。そして、「食の民主化」と「エキゾチシズム・真正性への希求」という食文化の両義性と、両者の緊張関係を析出する。
フーディーをめぐる食文化から階級や人種、ジェンダーの問題系を浮き彫りにして、そこに潜む社会的な不平等や雑食的な文化資本、卓越化の戦略を明らかにする「食の社会学」。
目次
序論 フーディーのおいしい世界に足を踏み入れる
第1章 フーディー・オムニボア・言説
第2章 真正性を食べる
第3章 料理上の他者――エキゾチシズムの探求
第4章 フーディーをめぐる政治――これはおいしい革命だ!
第5章 階級と階級の不在
第6章 食に心を配る――フーディーのキッチンに見るジェンダー実践
結論 フーディーの連続性・変化・道徳的両義性
監訳者あとがき 村井重樹
感想・レビュー・書評
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■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
【書籍】
https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001170956
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東2法経図・6F開架:383.8A/J65f//K
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/756933 -
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有志の勉強会課題図書。
傍に
ブリュデュー『ディスタンクシオン』
サイード『オリエンタリズム』
の2冊を置くことを勧める。
…とはいえ、単純に「フーディー」と呼ばれる人びとを取り上げて「食とは何か」ということを考える本。