2.5次元文化論 舞台・キャラクター・ファンダム

著者 :
  • 青弓社
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787234803

作品紹介・あらすじ

2.5次元文化は、アニメ・マンガ・ゲームの虚構世界を現実世界に再現して、虚構と現実のあいまいな境界を楽しむ文化実践である。コスプレ、アニメ聖地巡礼、声優/キャラコンサート、応援上映、2.5次元舞台・ミュージカル、Vチューバーなど、2.5次元文化は裾野を広げながら日々深化している。

本書ではまず、2.5次元の言葉の定義や歴史を押さえたうえで、舞台・ミュージカルに焦点を当てて、声優との関係、宝塚歌劇や特撮ものとの差異を考察する。さらに、前史として重要な舞台作品『聖闘士星矢』『HUNTER×HUNTER』『サクラ大戦』を解説し、転換点になったミュージカル『テニスの王子様』『美少女戦士セーラームーン』、人気の『刀剣乱舞』『ハイキュー!!』の詳細な読解を通じて2.5次元舞台の特徴や魅力を明らかにする。

劇場に足を運び、舞台関係者やファンへの取材や海外を含む多面的な調査を重ねてきた著者が、2.5次元の世界を熱量あふれる筆致で描く初の研究書。

目次
はじめに
第1章 「二・五次元文化」の隆盛
第2章 二・五次元舞台とは何か――虚構的身体性とファンの相互作用
第3章 二・五次元舞台の成立と展開
第4章 二・五次元舞台ファンと「嗜好の共同体」としてのファンダム
おわりに

感想・レビュー・書評

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  • 学生(らいすた)おすすめポイント
    『アニメなどの2次元でも、ジャニーズや坂道系アイドルなどの3次元でもなく、2.5次元をテーマにした内容であるところがポイント。』

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/645203

  • アニメのキャラクターをどのように私たちは自分の身体で引き受けるのか。2次元コンテンツを愛する者ならば誰でもがぶつかる問題を、ファンへのインタビューを手がかりに解き明かしていく。2.5次元ミュージカルは少し苦手な私であるが、本書の分析を読むとその面白さがわかった。

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著者プロフィール

横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院教授。専攻はポピュラー文化研究、オーディエンス/ファン研究。著書に『少女と魔法――ガールヒーローはいかに受容されたのか』(NTT出版)、共編著に『アニメーション文化 55のキーワード』(ミネルヴァ書房)、『アニメ研究入門[応用編]――アニメを究める11のコツ』(現代書館)、共著に『小説の生存戦略――ライトノベル・メディア・ジェンダー』(青弓社)など。

「2021年 『2.5次元文化論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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