ウルトラマンの「正義」とは何か

著者 :
  • 青弓社
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感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787234896

作品紹介・あらすじ

現在もシリーズが放送され人気を博す、戦後日本の大衆文化を代表するコンテンツである『ウルトラマン』。作品内でウルトラ兄弟たちはこれまで誰を守り、何と戦ってきたのか。

上原正三や田口成光、鈴木清、山際永三ら、作品に関わった脚本家や演出家、映画監督にインタビューをして、『ウルトラマン』や『セブン』『タロウ』などの制作現場で「正義」の物語がどう紡がれたのかに光を当てる。

予算やスケジュールの都合、外部からの要求、視聴者の期待――映画からテレビへという大きな変化のただなかで、制作者たちが「テレビで物語を紡ぐこと」の意義を自問し思考し続けて、ウルトラマンが守る日常を作品ごとに作り上げたプロセスをたどる。

もう一つの特撮人気作品である『仮面ライダー』も参照しながら『ウルトラマン』シリーズの変遷を追い、文化を紡ぐ人々の営みと現場の葛藤から戦後日本の時代性をも照らし出す。

目次

序 章
 1 「戦後」を俯瞰する議論
 2 戦後史のなかの特撮ヒーロー

第1章 タケダ・アワーと『ウルトラQ』
 1 テレビで物語を紡ぐ――タケダ・アワーの誕生
 2 円谷英二のテレビへの期待と『ウルトラQ』

第2章 『ウルトラマン』のポリティクス
 1 『ウルトラマン』誕生
 2 『ウルトラセブン』の挑戦と限界

第3章 転換点としての『帰ってきたウルトラマン』
 1 『帰ってきたウルトラマン』への期待と葛藤
 2 揺れ動く『帰ってきた』の物語
 3 「許されざるいのち」の物語

第4章 動揺と収斂を繰り返すウルトラマンの物語
 1 平山亨と『仮面ライダー』
 2 『ウルトラマンA』の動揺
 3 『ウルトラマンタロウ』の堅調と『ウルトラマンレオ』の大苦戦

終 章 『ウルトラマン』の正義とは何だったのか
 1 『仮面ライダー』シリーズの顛末
 2 ウルトラマンの「正義」とは何だったのか
 3 ウルトラマンの「正義」はどこへ向かうのか

あとがき

感想・レビュー・書評

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  • 「ウルトラマンの『正義』とは何か」の内容に誤り、回収・絶版に : エンタメ・文化 : ニュース : 読売新聞オンライン
    https://www.yomiuri.co.jp/culture/20210624-OYT1T50237/

    ウルトラマンの「正義」とは何か | 青弓社
    https://www.seikyusha.co.jp/bd/isbn/9784787234896/

    • darkavengersさん
      猫丸(nyancomaru)さん

      調べてみたら この本©️円谷プロではないみたいですね。

      著者は何のつもりでこの本を書いたのだ...
      猫丸(nyancomaru)さん

      調べてみたら この本©️円谷プロではないみたいですね。

      著者は何のつもりでこの本を書いたのだろうかと疑問が残ります。
      2021/06/28
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      darkavengersさん
      あららですよね。

      花岡 敬太郎 | 研究者情報 | J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター
      h...
      darkavengersさん
      あららですよね。

      花岡 敬太郎 | 研究者情報 | J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター
      https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201901001058038824
      2021/06/29
  •  『ウルトラマン』『ウルトラセブン』を中心に、『ウルトラマンレオ』までのシリーズを、平山亨氏が手掛けた『キャプテンウルトラ』や『仮面ライダー』などと比較しながら、ウルトラマンにとっての〝正義〟とは一体何かを検討していく。
     制作に関わった脚本家・監督たちに取材し、当時の制作背景を振り返りながらゆっくりじっくり論を進めていくので、『ウルトラマンの「正義」とは何か』というタイトルの割にその結論に辿り着くのに時間がかかっている印象が無いでもない。けれども、そのぶん丁寧に説明されている。
     また、現在まで検討が繰り広げられてきた特撮作品への批評やその歴史も紹介されているため、『ウルトラマン』シリーズに対してどのような評論がされてきたかを振り返ることも出来る。何より、少ないながらもこの本のために上原正三氏や田口成光氏などのから新しい証言が得られているので、そのためにこの本を読む価値はあると思う。(ただし、著者は『多くのファン向けの書籍や関係者の回想では明らかになっていないような新事実を披露することには重きを置いていない。』と述べている。)
     特撮作品を学術方面から興味を持ち続けてきたひとだけでなく、持ち始めたひとにも是非おすすめしたい本です。

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著者プロフィール

1983年、千葉県生まれ。明治大学大学院特別補助講師。専攻は大衆文化史、日本近・現代史。共著に『日本生活史辞典』(吉川弘文館)、論文に「「帰ってきたウルトラマン」制作過程から読み解く1970年代の変容の兆し」(「文学研究論集」第49号)など。

「2021年 『ウルトラマンの「正義」とは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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