ビデオのメディア論 (青弓社ライブラリー 107)

  • 青弓社 (2022年10月11日発売)
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本 ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784787235138

作品紹介・あらすじ

1960年代以降から広がり始め、70年代から80年代にかけて爆発的に普及したビデオ。放送技術、教育、音楽、アニメ、レンタルなどの事例から、私たちの映像経験を大きく変えたビデオの受容過程とその社会的な意義、そして忘却されたビデオの可能性を掘り起こす。

感想・レビュー・書評

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  • 元々メディア論に関心があるのに加え、仕事でVHSを扱うことがあり、これは良いと思い手に取った。このような著作が出るということは、ビデオというメディアがその時代をほぼ終えたということなのだろう。
    ただ、期待が高かった分、内容はやや物足りなかった。丁寧に論を進めようとしているところや、過大な評価をしていないところは好感が持てたが、同時にビデオというメディアについて言えること、主張できることは少ないのかなと感じ、少し残念だった。
    個人的な印象では、どちらかと言うと実証的、社会的な事実を積み上げて論じているように感じたが、技術決定論的にビデオを論じたらどうなるだろうか、もっと面白くなったのではないかと思った。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/778740

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著者プロフィール

1985年、栃木県生まれ。明星大学など非常勤講師。専攻はメディア論、文化社会学、映像文化論、労働社会学。共編著に『アニメと場所の社会学――文化産業における共通文化の可能性』『アニメの社会学――アニメファンとアニメ制作者たちの文化産業論』『消費と労働の文化社会学――やりがい搾取以降の「批判」を考える』(いずれもナカニシヤ出版)、共著に『産業変動の労働社会学――アニメーターの経験史』(晃洋書房)、『ビデオのメディア論』(青弓社)、論文に「「二次創作」はいかなる意味で「消費」であるのか――大塚英志の消費論を中心に」(「日本研究」第65号)など。

「2024年 『アニメオタクとビデオの文化社会学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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