- Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
- / ISBN・EAN: 9784787272522
作品紹介・あらすじ
音楽でワクワクしたい! だが音楽は瀕死の重症だ。その病因は音楽配信でも景気低迷でもない!――国内・海外の販売実績を集積してCDが売れない事情を分析し、業界の病巣にメスを入れる。音楽を愛するすべてのリスナーと未来の音楽ファンに贈る音楽蘇生術。
感想・レビュー・書評
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2008年出版当時ガラケーで着メロが隆盛していた時代で、スマホにシフトした今を考えると、デバイスやプラットフォームとエンタメの切り離せないと確認させられた。セールス観点からのエンタメ提供は本質ではなく、それに伴う企画も陳腐なものに思えた。「ココロを動かす」この本質に今一度向き合うべきと思う。
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今の音楽業界の問題の根本的理由をとらえている。
また違った視点から音楽業界を見るきっかけを与えてくれた! -
冒頭から切なくなるほど著者の音楽に対する深い愛が伝わってくる。ただ、何故CDが売れなくなったのか、何故こぞって過去の名曲がカバーされるのかなど、現象を客観的に分析して論じようというとき、しばしば情動に突き動かされた印象論に流れがちなのが気になるところ。論点の軸も絶えずぶれて、読んでいて振り回されるような印象が残念。ともかくネット配信の躍進にともなう著作権問題やミュージシャンとレコード会社の関係の変化など、業界が過渡期にあって右往左往しているという、まさに「今起こっていること」はよく解った。
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「熱くなれる音楽を作らなければならないし(中略)そこに必要なのは、情熱だろう」
今起こってる変化は、そういう問題ではないでしょう。