木村拓哉という生き方

著者 :
  • 青弓社
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本棚登録 : 27
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787274069

作品紹介・あらすじ

アイドル、俳優、アーティスト……時代のトップランナーとして輝き続ける木村拓哉。男性アイドル、そしてスターの新たなスタンダードを作り出し、さらにそれを刷新し続けて、日本の芸能史でも異彩を放っている。

SMAPが解散して新たな歩みを始めたが、彼の魅力の源泉はどこにあるのか。出演ドラマや映画、バラエティ番組、ラジオ、歌、ライブパフォーマンスを多角的に読み込み、彼が表現し体現してきたスター像を照らし出す。

そして、1990年代から現代にいたる揺れ動く日本社会のなかで、新たなスターを求める私たちの心性をも浮き彫りにして、「木村拓哉とその時代」を描き出す。

○目次○
はじめに
第1章 木村拓哉と『ハウルの動く城』
第2章 木村拓哉と『さんタク』
第3章 木村拓哉と『武士の一分』
第4章 木村拓哉と『ロングバケーション』
第5章 木村拓哉と「らいおんハート」
第6章 木村拓哉と『HERO』
第7章 木村拓哉と『ギフト』
第8章 木村拓哉と『What's up SMAP』
第9章 木村拓哉と「One Chance!」
第10章 木村拓哉と『若者のすべて』
おわりに

感想・レビュー・書評

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  • 俳優でありアーティストでもある木村拓哉氏の出演したドラマや自身のラジオなどから社会学者である著者がその人物像や世界観に迫った一冊。

    ロングバケーションやラブジェネレーションやHEROなど数々の名作に主演するだけでなくSMAPのメンバーとして常に第一線で活躍し続けるキムタクこと木村拓哉氏の裏側や人物像を本書を読むことによって知ることができました。
    演技をする際の録画再生能力や時代を反映した役柄
    アニメ好きな一面や下ネタをフランクに話す姿などテレビやラジオを通してみる姿やそこに向き合う姿など知らない面をたくさん知ることもできました。

    本書の中でも職業ドラマでの氏のアプローチからプロ意識を感じ、そこから説得力が生まれることを感じました。
    あと、道の話は心に残りました。

    本書を読んで役を通して時代を映してきた等身大の演技は見るものを魅了してきたことを感じるとともにその時の時勢の前線に立って伝えるべきものを伝えてきたこの国を代表するアイコンである存在だと改めて感じた一冊でした。

  • 著者について...
    1960年生まれ。社会学者・文筆家。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。専攻は社会学、メディア論、テレビ論

    ○目次○
    はじめに
    第1章 木村拓哉と『ハウルの動く城』
    第2章 木村拓哉と『さんタク』
    第3章 木村拓哉と『武士の一分』
    第4章 木村拓哉と『ロングバケーション』
    第5章 木村拓哉と「らいおんハート」
    第6章 木村拓哉と『HERO』
    第7章 木村拓哉と『ギフト』
    第8章 木村拓哉と『What's up SMAP』
    第9章 木村拓哉と「One Chance!」
    第10章 木村拓哉と『若者のすべて』
    おわりに

    内容に興味があったので読んでみました。
    散々書かれた根拠のないネットやスポーツ紙、週刊誌の記事に比べるとよっぽど納得のいく内容。
    どこまで深く調べられているのかはわからないけど 参考資料一覧にはテレビ番組、ドラマ、ラジオ、映画など結構な数が挙げられていて いくつかのファンサイトに掲載されている情報も参考にしていると...

    はじめに...にはファンを中心にして、東日本大震災などの被災者への募金呼びかけなどさまざまな活動がSMAPの意思をくみ取るかたちでずっと変わらずおこなわれてもいる...とも。
    おわりに...には『SONGS』でMIYAVIとの対談の事が書かれてあり思わず録画再生して観直しました。
    末巻の木村拓哉とマツコ・デラックスでは2人は精神的双子とあり ある意味そうかもなぁと感じました。

    著者の視点から感じたことなのでこれが正しいかとかはわからないけど こういう見方もあるよという事を踏まえて 読み終えてみて木村くん本人がこの本を読んだ感想を知りたくなった。(読んでるわけないよね...)
    そして、開放区を再読したくなった。

  • ファンにとっては当たり前のことなので、読んで特にどうということもなかった。

    もっと色々語っているのかと期待していたので。

    これほど長きにわたって誤解され叩かれてる人もいない。
    でも、これだけ長きにわたって、関心を持たれているということでもある。

    ★5つは当然でしょ!っていう評価です、木村拓哉さんの生き方に対してです(笑)

  • 日本で一番好きな俳優である。人気実力共に日本のスーパースターであり、日本のアランドロン、トムクルーズという感じである。木村さんの魅力は計り知れないが、一番のパワーポイントは何なのだろか?やはり天才に違いない。

  • かっこつけたくて本棚登録。

    読んでないし、キムタクの事もたいして知らないですがカッコいい人の代表格の時代を築いたのはスゲーです。

    ただ、これすらも印象で書いてます

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著者プロフィール

1960年生まれ。社会学者・文筆家。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。テレビと戦後日本、お笑い、アイドル、メディアと社会・文化の関係をテーマに執筆活動を展開。著書に『社会は笑う』『ニッポン男性アイドル史』(以上、青弓社)、『アイドル進化論』『紅白歌合戦と日本人』(以上、筑摩書房)、『SMAPと平成ニッポン』(光文社新書)、『芸人最強社会ニッポン』(朝日新書)、『攻めてるテレ東、愛されるテレ東』(東京大学出版会)ほか多数。

「2021年 『すべてはタモリ、たけし、さんまから始まった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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