近代アジアの映画産業

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  • Amazon.co.jp ・本 (680ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787274137

作品紹介・あらすじ

アジアの映画産業はどのようにして形成されてきたのか。

本書では、映画制作ではなく、欧州とアメリカの映画がアジアの国や地域でどのように広まり、相互に関係し合って、土着の文化をどう変容させたのか、配給と興行に焦点を当てて、19世紀末から20世紀初頭にしぼってさまざまな方向から調査・分析する。それによって、多種多様なアジア市場の変容を複層的かつ俯瞰的に読み直す。

第1部で大阪、ソウル、台北、第2部で横浜、香港、アメリカ、第3部でシンガポール、マニラ、上海、日本などアジア環太平洋地域の都市を例にあげて、アジア映画市場の複雑な変容のダイナミズムを捉える。さらに、マクロな視点から、ロンドンやニューヨーク、サンフランシスコといった地球規模の映画流通の網目で、アジアと欧州、アジアとアメリカ、そしてアジア内部の関係を重層的に捉え直す。

映画がアジアでどのように流通してどう変化し、アジアにどのような文化変容を引き起こしたのか。多数の珍しい図版を加えて、黎明期をあざやかに照らし出す。

著者プロフィール

早稲田大学文学部助手を経て2006年に関西大学赴任。17年に関西大学で博士号取得。関西大学大阪都市遺産研究センター研究員(2010―15年)、早稲田大学演劇博物館招聘研究員(2012年―)、ハーバード大学ライシャワー日本研究所客員研究員(2013―14年)。専攻は映画史、とくに日本映画産業史、アジア映画交渉史、映画流通史。著書に『明治・大正 大阪映画文化の誕生――「ローカル」な映画史の地平にむけて』(関西大学大阪都市遺産研究センター)、編著に『公益財団法人三菱財団助成研究 日本映画雑誌所在調査報告書』上・下、共著に『東洋汽船と映画』(関西大学出版部)、“The Reception of American Cinema in Japan,” Oxford Research Encyclopedia of Literature (Oxford University Press)、『観客へのアプローチ』(森話社)、共訳にデイヴィッド・ボードウェル/クリスティン・トンプソン『フィルム・アート――映画芸術入門』(名古屋大学出版会)ほか。

「2018年 『近代アジアの映画産業』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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