映画館と観客のメディア論 戦前期日本の「映画を読む/書く」という経験 (視覚文化叢書)

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  • 青弓社
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787274304

作品紹介・あらすじ

戦前期日本で「映画館に行く」とはどのような経験だったのか。1907年に誕生して以降、戦前期の映画館が毎週発行していた広告メディアであるプログラムに着目して、映画史初期から続くメディア横断的な経験のあり方に光を当てる。

戦前期にはすでに、映画館で作品を「見る」だけでなく、プログラムの文字と紙を「読むこと」、投稿や概要、批評を「書くこと」が観客の映像経験に分かちがたく結び付いていた。さらに、映画館という場所、映画という映像、プログラムという紙などの複数のメディアが折り重なるようにして、「映画を見る」経験を支えていた。

映画配給がもたらす時間感覚や、戦前から複合施設化していた映画館の実態、戦局の悪化によって映画興行が統制されていく諸相も掘り起こし、メディアミックスや大小さまざまなスクリーンをインフラとした今日のメディア経験の源流にある、戦前期日本の豊かな映像文化を描き出す。

感想・レビュー・書評

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  • 映画とそれ以外のメディアの関わりの研究ということで、研究方法やメディアを単体でなく全体としてみる考え方、勉強になった

    主に戦前の映画館のプログラム(広告)に焦点をあてて、時代ごとに解説というかんじ

    なんか、事前にネタバレみて映画行くっていうの、どうなの?みたいな話、最近あるけど
    なんだ戦前からそういう文化あったのね

    他の国はどうなんだろ?

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著者プロフィール

1989年、愛知県生まれ。大東文化大学社会学部講師、博士(学際情報学)。専攻は映像文化の社会学、メディア・スタディーズ。分担執筆に『動員のメディアミックス――〈創作する大衆〉の戦時下・戦後』(思文閣出版)、『スクリーン・スタディーズ――デジタル時代の映像/メディア経験』(東京大学出版会)、論文に「スクリーンの「移ろいやすさ」を制御する――戦時下日本の映画上映をめぐる規格化の諸相」(「社会学評論」第69巻第4号)など。

「2020年 『映画館と観客のメディア論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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