澁澤龍彦の時代―幼年皇帝と昭和の精神史

著者 :
  • 青弓社
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  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787290830

作品紹介・あらすじ

澁澤の胎児の夢が、玩物喪志の志が、妖異博物館が、大衆化して遍在するにいたった昭和末期、その彼が晩年に鋭く訴えずにはいられなかった高度消費社会に対する違和感とは? いま・ここを生きるための倫理を求めて全昭和史を振り返る。

感想・レビュー・書評

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  • サロンの外からの、あるいは一介のオタクからの澁澤論。大変勉強になる。
    ・博物館の美少年館長。
    ・社会思想家としての出発。
    ・独特の明るさについて。
    ・宇宙を構築するために自在に切り取ってくる眼。

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著者プロフィール

浅羽 通明(あさば・みちあき):1959年、神奈川県生まれ。「みえない大学本舗」主宰。著述業。81年、早稲田大学法学部卒業。著書に『ニセ学生マニュアル』三部作(徳間書店)、『大学で何を学ぶか』(幻冬舎文庫)、『『君たちはどう生きるか』集中講義』『右翼と左翼』(以上、幻冬舎新書)、『教養論ノート』(リーダーズノート新書)、『思想家志願』『天皇・反戦・日本』『昭和三十年代主義』(以上、幻冬舎)、『「反戦・脱原発リベラル」はなぜ敗北するのか』(ちくま新書)、『ナショナリズム』(ちくま文庫)、『野望としての教養』(時事通信社)、『教養としてのロースクール小論文』(早稲田経営出版)、『澁澤龍彦の時代』(青弓社)、『時間ループ物語論』(洋泉社)等がある。

「2021年 『星新一の思想 予見・冷笑・賢慮のひと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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