京極夏彦の世界 (寺子屋ブックス 4)

著者 :
  • 青弓社
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787291356

作品紹介・あらすじ

幾重にも張りめぐらされたクモの糸のように、複雑に絡みあった要素がおりなす京極夏彦の世界。その世界をより精緻に浮かび上がらせるために、多角的な視点から京極作品に迫り、その魅力を解き明かす、京極ワールドの格好の道しるべ。

感想・レビュー・書評

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  • 1999年第1刷、青弓社のソフトカバー本。8編。京極夏彦さんに関しては、最近小説ではなく「まえがき」を書いているものや、この人に関する評論本ばかり読んでいる気がする。で、評論だが、あまり読み手として得意なものではない。分かったような気になれる評論もあるのだが、今回はなぜかわかった気分にもなれなかった。

    掲載作:『伽藍と呪術師』永瀬唯、『視覚と言語との分裂』永原孝道、『ジェンダー・スタディーズの視点から読む京極ワールド』川崎賢子、『「精神分析」の呪縛』斎藤環、『匣と陰陽師』東雅夫、『死の系譜』高遠弘美、『あやつりの宴』鷹城宏、『京極夏彦論・再説』野崎六助、

  • 目次
    伽藍と呪術師
    「ことばの城壊れよ」と探偵は言った●永瀬唯
    視覚と言語との分裂
    中禅寺と榎木津のペア原理について●永原孝道
    ジェンダー・スタディーズの視点から読む京極ワールド
    『姑獲鳥の夏』『絡新婦の理』を中心に●川崎賢子
    「精神分析」の呪縛
    『狂骨の夢』批判的読解●斎藤環
    匣と陰陽師●東雅夫
    死の系譜
    みどりなす長き黒髪の女たち●高遠弘美
    あやつりの宴
    京極ミステリーのマニエリスム●鷹城宏
    京極夏彦論・再説●野崎六助

  • ここまで作家と作品を掘り下げた執筆人の手腕に感服します。さすがは青弓社の仕事。深いです。

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著者プロフィール

と学会運営委員。編集者、メカニックライターを経て、80年代に『機動戦士ガンダム』の科学考証・設定考証にかかわり、ガンダムシリーズの世界観の基礎を築くことに大きく貢献。現在はSF史、技術文化史に関する著述家・大学講師として活動。著書に『GUNDAM CENTURY』(共編・共著、みのり書房)、『失踪のメトロポリス』(INAX出版)、『肉体のヌートピア』(青弓社)、『ギボギボ90分!』(楽工社、共著)他。

「2009年 『トンデモ本の世界 W』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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