鏡花と妖怪

  • 青弓社 (2018年3月16日発売)
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感想 : 2
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  • 本 ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787292476

作品紹介・あらすじ

大正期から昭和期における泉鏡花のテクストを丁寧に読み解きながら、岡本綺堂、国枝史郎、水木しげるなどの多様なテクストやサブカルチャーに目を配り、希代の妖怪作家・鏡花と現代の怪異怪談文化を接続して、近現代日本の怪奇幻想の系譜を紡ぎ出す。

感想・レビュー・書評

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  • <閲覧スタッフより>

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    所在記号:910.268/シミ
    資料番号:10242930
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  • 鏡花作品に出てくる妖怪系やスーパーナチュラルなものを読み解く。第二章では水木しげるによって書かれた鏡花作品や、クトゥルフ神話としての高野聖などアングルがヲタ同士の会話のようで面白い。非常に”今”な鏡花妖怪論。

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著者プロフィール

1970年、岐阜県生まれ。東京都立大学大学院博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。首都大学東京都市教養学部助教などを務める。専攻は日本近現代文学。特に泉鏡花研究に力を注いだ。2017年3月13日に逝去。共著に『進化する妖怪文化研究』(せりか書房)、『怪異を歩く』(青弓社)、論文に「鏡花文学を起点とした妖怪論の試み」(「現代民俗学研究」第7号)、「マンガ化される「高野聖」」(「論樹」第27号)など。

「2018年 『鏡花と妖怪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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