残酷の映画の源流

  • 新樹社
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787585158

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  • フランスの映画雑誌「カイエ・デュ・シネマ」の創刊者であり、フランスソワ・トリュフォーを育てた映画評論家、アンドレ・バザンによる映画評論本。エンリッヒ・フォン・シュトロンハイムやハワード・ホークス、ヒッチコックなど質の高い作品を作りながら、アメリカの映画評論家たちからはあまり高い評価を受けていなかった監督を作家性の観点から分析し、正当な評価をつけている評論本である。"残酷な"と書かれているのだが、別に暴力的なものの作品を取り扱っているわけではなく、作品に描かれている本質をバザン的な視線で描かれた今読んでも、新鮮で評論本だと思う。

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著者プロフィール

著者アンドレ・バザン(André Bazin)1918年4月18日生まれ。40年代半ばからシネクラブ活動と並行して、『ル・パリジャン・リベレ』、『レクラン・フランセ』、『エスプリ』等の紙誌に映画評・映画論を寄稿。48年にシネクラブ「オブジェクティフ49」を組織し、翌年「呪われた映画祭」の開催にも尽力する。51年に『カイエ・デュ・シネマ』を創刊し、後にヌーヴェル・ヴァーグを担うことになる若き批評家たちが集う。主要論考をまとめた『映画とは何か』全4巻の刊行を前にして、白血病により、58年11月11日歿。2017年末にフランスで全集の刊行が予定されている。

「2015年 『オーソン・ウェルズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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