カラスのお宅拝見! (Deep Nature Photo Book)

著者 :
  • 新樹社
4.15
  • (11)
  • (9)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 70
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787585936

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いくら(偏見の目)を捨てて見るんだ!

    と、心に言い聞かせても、カラスの赤ちゃんを可愛い♪とは思えなかったのが残念だった。

    …が。
    そんな人からキモイだの、不気味だの、変な声だの思われようとも、落ち込まず、(落ち込んじゃいないか。)
    一生懸命、知恵を凝らして巣作りし、子育てしているカラスの生態を眺めていると、
    なんだか、とても愛おしい気持ちになった。

    北は北海道から南は沖縄まで、当然高い所に巣作りしているため、危険な木登りも必然となる。
    そんな大変な思いまでして、
    カラスの巣を撮影、研究し続けてきた著者にもきっと、
    カラスへの直向な愛があったからであろう。

    巣を良く観察すると、その作られている材料や作り方により、たくさんの事が推測されるのが面白い。
    (人の暮らしと密接に関わっている事が良くわかる。)

    あ、そうか。
    人は(それが嫌だ…)と、言ってたんだっけ。

    この本を見れば、
    (可愛い赤ちゃんを育ててやってくれよ。)と、少しは歩み寄れる事が出来る様に・・・。
    は、ならないかっ。^^;

    (一線を引いても、上手に付き合っていきたいものですが。)

  • カラスわりと好きなんだよな。

  • カラスが鳴くのは、
    カラスの勝手ではなく
    エサを求めて待っている七つの子に聞こえるように鳴いているのだろうか?

    テレビで宮崎学の活動を紹介していて、それで本書にも関心を持った。

  • カラスのお宅拝見させていただく機会があるなんて
    思っていなかったぜ。

    カラスにも几帳面なやつとかわりと大雑把なやつとかいるんだなあ・・・。

  • 【内容】あまり知られてないカラスの巣の写真集。エリアごとに紹介。
    【感想】最近では針金ハンガーなんかが材料としてよく使われてて停電の原因になることがあると聞くけど?それにしても、カラスの巣に関して目は肥えてないからいまいち差は読み取れないけどこの写真集を見続けたらわかるようになる?

  • 人間の生ごみを食べ、環境のクリーニングをしているカラス、カラスほど人間のことを観察している動物はいないとのこと。著者は、逆に、30年以上かけて北海道から九州までカラスの巣観察の旅に。すごいです!高い木の上が多いそうです。工芸品のような巣もあれば、手抜きの粗雑な巣もあるそうです(^-^)卵は4~5個が多いですね。ヒナが餌を待つ姿、可愛いです。巣材を見ると、カラスが人間一人一人を見分けて行動してることがよくわかるそうです。蜘蛛の巣もすごいと思いますが、鳥の巣、カラスの巣、本当にすごいです(^-^)

  • 人とは違う視点から物事を捉えると、ここまで面白く興味深い結果が得られるのか…とただただ感心。
    たかがカラス、されどカラス。
    烏、鴉と漢字も複数あるように、人間の生活を巧みに利用した彼らの暮らし。
    人間の自然に対する無関心が、カラスの棲家をここまで近くにさせてきたのですね。
    巣の素材がありえないほどの人毛とか、怖すぎる!近くに死体でもあったのかもいうコメント…小説のタネに使えそう(笑)。
    著者のコラムやコメントがとても面白かったです。
    オススメ。

  • 巣を直接木登りして写真撮ったというだけあって生々しい、遠景写真みるとよくもここまで…と感心した。

  • 全国津々浦々巣を探し、写真に収めてきた作者に感謝!!

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:488.99||M
    資料ID:51000130

全17件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

写真家。1949年長野県生まれ。精密機械会社勤務を経て、1972年、プロ写真家として独立。自然と人間をテーマに、社会的視点にたった「自然界の報道写真家」として活動中。1990年「フクロウ」で第9回土門拳賞、1995年「死」で日本写真協会賞年度賞、「アニマル黙示録」で講談社出版文化賞受賞。2013年IZU PHOTO MUSEUMにて「宮崎学 自然の鉛筆」展を開催。2016年パリ・カルティエ現代美術財団に招かれ、グループ展に参加。著書に『アニマルアイズ・動物の目で環境を見る』(全5巻)『カラスのお宅拝見!』『となりのツキノワグマ』『イマドキの野生動物』他多数。

「2021年 『【新装版】森の探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮崎学の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×