鬼のかいぎ (新・今昔物語絵本)

著者 :
  • 新樹社
3.59
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本棚登録 : 78
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784787586124

感想・レビュー・書評

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  • 2023.6.29 6-3

  • なんだこれ?
    伝えたい事は理解できるけど、伝え方が上手くないよね。

    絵はなかなかの迫力でした。

  • 妖怪とかブームですが、大昔から人は鬼や魔物たちと共存して生きてきた。
    心優しい鬼たちは、人間を傷つけることなく、静かに、人間たちが愚行を改めるよう、訴えている。
    いつか、我慢できなくなったら、本当に鬼たちがが大暴れするかも。
    というおはなし。
    鬼たちの様子は、今昔物語から取り入れているようです。
    心優しい鬼たちという設定が、新鮮でした。

  • 11分半

  • 物を大切にしないと、鬼がでるよ!

  • 平安時代、人間によって大きな木が伐られたけれど百鬼たちは人間と争わず、人間が過ちに気付くまで辛抱強く教え、人間もそれがよくないことだったと気づいた。
    しかし、今では人間たちは百鬼を見ることすら出来なくなってしまったのでそれには気づかず、自然を破壊している。
    自分たちの首を絞めることになっているとも気づかずに。
    それでも、百鬼たちはまだ100年1000年と気付かれるのを待っている。

    今昔とかの説話をもとに創った話らしい。

    水の神様が千と千尋の腐れ神を間違われた神様にみたいなお面だったので、千と千尋のも全くの創作ではなかったのだなと思った。

  • 昔、人間が自然を壊すと百鬼が出てきて、その行いをやさしくいさめていた。しかし、今となっては百鬼が見える人間はいなくなり、自然破壊も止まらない。
    百鬼の声は人間に届かないのだろうか。

  • 読み終わった後に、心になにか伝わってくる絵本です。人間は愚かといいますか、傲慢というか・・・。絵の怖さも又いい味出しています。

  • 2011年10月3日

    DTP/中山直美

  • 絵の力強さが際立ち、森、物の怪、人間の関係をわかりやすく子供に伝えている。やや説明くさいというか説教くさい内容が少し残念、僕はもっと読者をつきはなしたものが好きだな、昔ながらの民話のように。3歳児も絵の怖さにひかずちゃんと鬼の本来の意味を理解していた。

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著者プロフィール

1947年栃木県生まれ。早稲田大学政経学部卒。在学中に文学作品「自転車」で第1回早稲田文学新人賞を受賞。卒業後、さまざまな職歴を経て帰郷して宇都宮市役所に勤務。79年から文筆活動に専念。80年「遠雷」で第2回野間文芸新人賞、93年「卵洗い」で第8回坪田譲治文学賞、97年「毒ー風聞・田中正造」で第51回毎日出版文化賞を受賞。2010年2月逝去。

「2023年 『すらすら読める奥の細道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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